地球に彗星衝突!あと数時間の命!


この一報を聞いた僕は急いで出かけた、母親に「家にいなさい!」って言われたけどそんなもんおかまいなしだ!僕は靴もろくに履かないであるところに向かった。そう、僕が片思いのあの子の家にだ。このまま自分の気持ちを打ち明けられないまんま死んでしまうのはイヤだ・・・

電車に乗ろうと駅に向かった・・・が、電車もストップしている状態。よく考えたら当たり前だ、あと数時間の命なんだ誰も仕事なんかしないさ。僕は駅前に捨ててあった自転車を盗み、地図もないけどそっちだろうと思う方向へ向かった。

学校の前を通り過ぎようとした瞬間、何かを感じた・・・
「もしかしたらココに彼女がいるんじゃないか」と。

そんなハズない・・・だって彼女は家から電車を使って一時間半近くかかるところにすんでいるから・・・自転車で着たとしても2時間近くかかるだろうし、こんな日に学校に来ているはずもない・・・でもなんなんだろう。何か彼女がいるような気がしてたまらないのだ。

時間がない・・・でも行ってみる価値はある・・・
そんな気がした僕は自転車のまま校舎に突入、そして自分のクラス、席に向かった。そこには女の子が座っていた。長くてまっすぐで黒というよりは茶色に近い髪の子が・・・片思いの彼女だった。

「ど、どうしてココにいるの?」
「あ、nebe!遅刻だぞォ!」

今年初めての遅刻だった。

「遅刻って・・・今日は彗星が地球に・・・」
「知ってる?マイナス思考の人はプラス思考の人より病気になるってことが科学的に証明されてるんだって。私は彗星なんか衝突しないと思う。明日が来ることを信じてる。」

彼女がいままでで一番大きく見えた。いつもなよなよしてる感じの子がこんなことを言うなんて・・・意外な一面を見られた気がした。

「って口では言ってるけど・・・怖いよ・・・死ぬのは怖い・・・なんで突然衝突するっていうの!?可能性はほんの0.数パーセントって言ってたじゃん!偏差値50の高校生が東京大学に合格するくらいの可能性とか言ってたじゃん!なのになんで・・・」

強がりだった。彼女は小さいころお姉さんを亡くし、人一倍「死」に恐怖を抱いていた。

「でも・・・君と一緒なら・・・怖くないかも知れない・・・」
「えっ・・・」
「君がココに来てくれるって信じてた・・・」
「ぼ・・・僕も!君がココにいるって信じてたッ!なぜなら君のことが・・・好きだから・・・」

気持ちを伝えたッ!ってかコレもう両思いだろ!もうどっちに転んでも幸せだ・・・

「キモッ。冗談で言ったんですけど。」

!!
ま、ま、ま、待ってくださいよ。どっちに転んでもっていうのは「生と死」っていうことで、「成就とフられる」ってワケじゃないんだよこのやろォォォォォォッ!!!ってとこで目覚めた僕の彗星どうのこうので盛り上がってた頃見た夢。