中学卒業のアルバムに、CD-ROMが入っていたんです。
昔の卒業アルバムのシステムはよくわかりませんが、最近ではアルバム+CDという学校も少なくないそうなのです。僕の通っていた中学校もそのシステムを取り入れた学校のひとつで、パソコンがあればあのころの思い出が鮮明に、色鮮やかによみがえってくるというすぐれものなわけなのです。
中学卒業式直前のオリエンテーションの時間・・・
学校での授業も受験シーズン到来とともに終了、合格の通知を受けた生徒たちはまだ受験が終わってない人のことも考えずにみんなはしゃいでいるわけなのです。しかし、その年はみな3月のはじめには進路を決めて、学校では暇な時間が続いていたわけなのです。
そんな受験が終わってほっとしている卒業生に、先生方からまだ出来立てほやほやの卒業アルバム、もとい卒業CD-ROMの先取りで公開されることとなったのです。遠足の後のスナップ写真選びって楽しいですよね。それと同じテンションでみなCDの中身を大きなスクリーンで見るために体育館へ集まったのです。
暗幕が下げられて、証明を落とす。暗闇の中にスクリーンの光が映し出されます。「3年間の思い出」と題されたそれは、生徒たちのわくわくした声が聞こえてきたと同時にクリックされて中へと進んでいきます。
スナップ写真から厳選されているそれは1年生から順に見ることになりました。中学に入ってはじめていった遠足。まだ小学生のようなあどけなさが残るみんなの顔立ち。そういやこんなところにも行ったよな・・・なんだかすごく懐かしい気分になっていた。
女生徒ら「かわいー!」
へぇ、どれどれかわいい子が写っているのか。一度はそれくらい注目を浴びてみたいものですな。まぁクラスの中でも地味めな僕なんかじゃそんな・・・・・・って僕ゥゥ!? スクリーンに映し出されていたのは、遠足の昼食として作ったバーベキューを笑顔で食べている僕のアップ写真だった。は、はずかちー!ってか周りのみんなはなんだかんだでカジュアルな感じでキメてきているのに、僕だけジャージだし!それまたはずかちー!ファッションセンス皆無の自分のルーツがこんなところからわかるなんてね。でもかわいい言われるのは・・・嫌いじゃないぜ☆テヘッ
そして遠足のコーナーが終わって体育祭の写真。また僕が写ってるんだぜ・・・まぁ今回はアップじゃなくてはじっこの方だったけどね。なんだかんだで地味でも写っているもんだなと思いました。
学年が変わって2年生。遠足のコーナーを飛ばして、量の多い移動教室の写真のコーナーへ。あーそういやこの山登りはきつかったなぁ・・・下山中で食べたおにぎりは格別においしかったよな。そんなことを根暗な友達と話していると、またまた
女生徒ら「かわいー!」
へぇ、また僕ですか。ってそんなわけあるかーい!中2といったら僕の人生の中でも1、2を争う黒歴史時代。そんな頃に、僕の写真なんて載っているわけが・・・写ってるゥゥ!! なんだかしらんが写ってた!さっきのようなアップの写真ではなかったけど、真ん中に写っている写真・・・なんていうことだ・・・僕も、そう捨てた顔なんかじゃないんだな・・・(ニヤッ)とか思っていたんですけど、よーく見てみるとそれ。1年生のときと同じジャージを着ているじゃないですか。うーわ、最悪・・・やっぱり黒歴史だよ・・・その時期は確かにジャージが一番かっこいいとか思っていた。だからって1年以上同じジャージを着てるって何よ!?せめてそんな真っ黒のやつじゃなくて、もっとカラフルでファッショナブルなジャージにしようぜ過去の自分さんよー。まぁ、かわいい言われたからまぁいっか。
完全の脳内の僕は調子に乗っていた。かわいい言われることに快感を覚えていた。
3年・・・僕の黒歴史はまだ続いている・・・正直このくらいの時期の僕はこの体育館のように暗すぎていた。地味で地味でしかたなかった。そんな修学旅行の思い出の数々。まさかとは思ってみたけど、またまた僕のメインの写真がそこにはあった。スクリーンに映し出される僕の苦笑いの表情。1年生のときのようなまだ小学生の心が入っている笑顔はそこにはなかった。あの頃は野球をやっていたけど、野球部をやめてからは特に運動もせずに帰ってはテレビばかりを見ていた。アニメもそれなりに見ていた。深夜アニメにまで手を伸ばしていた。エッチな深夜アニメを見つけると、毎週のように夜更かしをするようになっていた。どこか歯車が狂い始めていた。そんなときの笑い顔だ。そりゃ苦笑いにもなる。暗い。根暗。クラスのはじっこに下の名前では呼ばれない存在。それが僕だった。そしてまさかまさかの、3年間連続の黒ジャージ。多分成長しているのでまったく同じものではないと思われるが、脳の中身は何も変わっちゃいなかった。
それまで僕のメインの写真が写されるごとにキャッキャ言っていた女子たちは、もうすでに興味をなくしたかのようにぺちゃくちゃとその場で話をしていた。さっきまでちやほや言われていただけに、彫られた傷は深かった。そんな中学の頃のいやな思い出。こんな記憶売りてェェェッ!!(世にも奇妙な物語みたいに)2000円でいいから!むしろ払う!
昔の卒業アルバムのシステムはよくわかりませんが、最近ではアルバム+CDという学校も少なくないそうなのです。僕の通っていた中学校もそのシステムを取り入れた学校のひとつで、パソコンがあればあのころの思い出が鮮明に、色鮮やかによみがえってくるというすぐれものなわけなのです。
中学卒業式直前のオリエンテーションの時間・・・
学校での授業も受験シーズン到来とともに終了、合格の通知を受けた生徒たちはまだ受験が終わってない人のことも考えずにみんなはしゃいでいるわけなのです。しかし、その年はみな3月のはじめには進路を決めて、学校では暇な時間が続いていたわけなのです。
そんな受験が終わってほっとしている卒業生に、先生方からまだ出来立てほやほやの卒業アルバム、もとい卒業CD-ROMの先取りで公開されることとなったのです。遠足の後のスナップ写真選びって楽しいですよね。それと同じテンションでみなCDの中身を大きなスクリーンで見るために体育館へ集まったのです。
暗幕が下げられて、証明を落とす。暗闇の中にスクリーンの光が映し出されます。「3年間の思い出」と題されたそれは、生徒たちのわくわくした声が聞こえてきたと同時にクリックされて中へと進んでいきます。
スナップ写真から厳選されているそれは1年生から順に見ることになりました。中学に入ってはじめていった遠足。まだ小学生のようなあどけなさが残るみんなの顔立ち。そういやこんなところにも行ったよな・・・なんだかすごく懐かしい気分になっていた。
女生徒ら「かわいー!」
へぇ、どれどれかわいい子が写っているのか。一度はそれくらい注目を浴びてみたいものですな。まぁクラスの中でも地味めな僕なんかじゃそんな・・・・・・って僕ゥゥ!? スクリーンに映し出されていたのは、遠足の昼食として作ったバーベキューを笑顔で食べている僕のアップ写真だった。は、はずかちー!ってか周りのみんなはなんだかんだでカジュアルな感じでキメてきているのに、僕だけジャージだし!それまたはずかちー!ファッションセンス皆無の自分のルーツがこんなところからわかるなんてね。でもかわいい言われるのは・・・嫌いじゃないぜ☆テヘッ
そして遠足のコーナーが終わって体育祭の写真。また僕が写ってるんだぜ・・・まぁ今回はアップじゃなくてはじっこの方だったけどね。なんだかんだで地味でも写っているもんだなと思いました。
学年が変わって2年生。遠足のコーナーを飛ばして、量の多い移動教室の写真のコーナーへ。あーそういやこの山登りはきつかったなぁ・・・下山中で食べたおにぎりは格別においしかったよな。そんなことを根暗な友達と話していると、またまた
女生徒ら「かわいー!」
へぇ、また僕ですか。ってそんなわけあるかーい!中2といったら僕の人生の中でも1、2を争う黒歴史時代。そんな頃に、僕の写真なんて載っているわけが・・・写ってるゥゥ!! なんだかしらんが写ってた!さっきのようなアップの写真ではなかったけど、真ん中に写っている写真・・・なんていうことだ・・・僕も、そう捨てた顔なんかじゃないんだな・・・(ニヤッ)とか思っていたんですけど、よーく見てみるとそれ。1年生のときと同じジャージを着ているじゃないですか。うーわ、最悪・・・やっぱり黒歴史だよ・・・その時期は確かにジャージが一番かっこいいとか思っていた。だからって1年以上同じジャージを着てるって何よ!?せめてそんな真っ黒のやつじゃなくて、もっとカラフルでファッショナブルなジャージにしようぜ過去の自分さんよー。まぁ、かわいい言われたからまぁいっか。
完全の脳内の僕は調子に乗っていた。かわいい言われることに快感を覚えていた。
3年・・・僕の黒歴史はまだ続いている・・・正直このくらいの時期の僕はこの体育館のように暗すぎていた。地味で地味でしかたなかった。そんな修学旅行の思い出の数々。まさかとは思ってみたけど、またまた僕のメインの写真がそこにはあった。スクリーンに映し出される僕の苦笑いの表情。1年生のときのようなまだ小学生の心が入っている笑顔はそこにはなかった。あの頃は野球をやっていたけど、野球部をやめてからは特に運動もせずに帰ってはテレビばかりを見ていた。アニメもそれなりに見ていた。深夜アニメにまで手を伸ばしていた。エッチな深夜アニメを見つけると、毎週のように夜更かしをするようになっていた。どこか歯車が狂い始めていた。そんなときの笑い顔だ。そりゃ苦笑いにもなる。暗い。根暗。クラスのはじっこに下の名前では呼ばれない存在。それが僕だった。そしてまさかまさかの、3年間連続の黒ジャージ。多分成長しているのでまったく同じものではないと思われるが、脳の中身は何も変わっちゃいなかった。
それまで僕のメインの写真が写されるごとにキャッキャ言っていた女子たちは、もうすでに興味をなくしたかのようにぺちゃくちゃとその場で話をしていた。さっきまでちやほや言われていただけに、彫られた傷は深かった。そんな中学の頃のいやな思い出。こんな記憶売りてェェェッ!!(世にも奇妙な物語みたいに)2000円でいいから!むしろ払う!