男A「昨日バツゲームでさ、わさび寿司食わされちゃったよ。」

男B「マジでかーきついよな。オレ前に刺身の海産物の変わりにモロわさび食わされたこともあったぜ。nebeはなんかないの?」

僕「僕はないけど・・・刺身のときとかわさび醤油自体使わないし。」

男A「わさび食えねーの?子供だなーww」

僕「そんなことない。寿司はわさび付きでも食べられる。」

男B「それは最初ッから入ってるからだろ?お前だから子供なんだよ。」

僕「何を言っている。僕が刺身でわさび醤油を使わないのは、純粋に海産物そのものの味を楽しみたいと思っているからだ。それに刺身にわさびを使うなど、僕は反対だね。醤油の濃い味と刺身のさっぱりとした味が口の中でうまい具合に広がっていくのに、さらに濃い味であるわさびを入れるとなると刺身の味が消されてしまうじゃないか。寿司の場合は違う。たしかに醤油とわさびで濃い味濃い味がかさなってしまうけれども、シャリの米本来の甘さがそれにより引き出され、ネタが生きてくるんだ。そういう考えを持って僕は生きてきた。コレが大人ってヤツじゃないか。それに比べて君たちの考えは『あの辛くて辛くてしょうがないわさびを大量に食べた』ということが大人になった証明みたいな自分勝手なエゴを持っている。それに酔いしれているだけだ。ただ、それに酔いしれてるだけなら何も問題はない。思想の自由だ。しかしそれを他人に押し付けるのはいかがなものかと思うぞ。それこそ大人なんかじゃあなく、『僕のお父さん弁護士なんだ』『ウチのお父さんはパイロットなんだぞ!』とか言い合っている小学生がごとき戯言にすぎんのだ。」

男A「う・・・うぅ・・・じ、実はオレ・・・わさびなんか食べられないんだ・・・寿司屋とかに言ってもさ、『大将!サビ抜きで!』って頼むくらいなんだ・・・さっきは大量に食ったって言ったけど、よくよく考えて将来的にお前らと寿司屋行くことになってしまったらどうしようなんて考えてドキドキしてたんだ・・・ごめん・・・ごめんよ!これからは自分に正直に生きていくことにするよ・・・」

男B「お、オレも・・・さっきの話は本当なんだけど、それ以来わさびがどうしても食べられなくなってしまったんだ・・・それどころか、緑色をしたきな粉や抹茶味のアイスを見ただけで吐き気を催すくらいなんだ・・・ごめんよ・・・さっきはあんなこと言って・・・」

僕「いや、僕も最初から『コイツらこんな事いってるけど、もしかしたら食べられないんじゃないか・・・わさび』とか思ってたのさ。」

男A「え・・・?なんでそう思ってたの?」

僕「人間って緊張すると口が渇くんだよ。強がったりすると『お前それは嘘だろ』って指摘されるのが怖くなって緊張に繋がるんだよ。そうすると口が渇いて前歯を舐めたりする。お前らもなんかやけに前歯を舐めてたからそう思っただけさ。」

男AB「「に、兄さんッッ!!」」