学級王ヤマザキを読んでいた時期は、コロコロコミックが神だと思ってました。


超速スピナーに駆けろ!大空にレッツ&ゴー・・・それはもうすごい顔ぶれでコロコロコミックは一生読み続けようとか思ってたこともあるくらいです。
そんな神の幼年誌、コロコロコミックにおかしいなと思ってたことが一つありました。

それは学級王ヤマザキでヤマザキによく利用されるブタみたいな顔をしたクラスメイトがいるんですけど、そいつが道端に落ちていた犬のウンコをかりんとうだと思ってポケットにしまっていたら間違えて椅子に座ってしまってズボンが汚れてしまったっていう話があったんですよ。

まぁ学級王ヤマザキには山ほどウンコが出てきて、そのうちヤマザキが出したウンコに生命が宿ってプースケとか名づけたはいいけど、雨の日に外に出してしまいドロドロに解けてしまったという感動のエピソードがあった次の月くらいには復活してるって話もありました。

でもいくらなんでも、かりんとうと犬のウンコは見間違えないだろ、一年に一回しろボン達に「今年一番面白かったシーン」で毎回のように作者のむさボンが爆死しちゃうマンガくらい無理があるだろと、子供心にも思った時期が僕にもありました。


そんなことはさておき、小学校の頃って汚れることに全く抵抗がなかったじゃないですか。ドロ遊び砂遊び・・・汚れることが男の勲章みたいなイメージを持つくらい汚れることに喜びを感じるものでした。高校生になった今では汚れることに強い抵抗を持ち、砂場で遊ぼうなんて気になんかなりません。成長って時に大切なものも奪っていくんだなって思うくらい。

そんなことを思っていた僕は、小学校の給食を食べ終わると誰にも負けない速さで砂場に向かって走っていくやんちゃっ子でした。それは砂場をキープしたいのと同時に砂場に水を流し込むホースを手に入れるためでした。穴を掘ったりして湖のようにするためです。それがなんだかよくわかんないけど楽しい、ものすごく楽しかった。湖の水がにごってなくて綺麗だとなんだかうれしくなって思わず「こっちの水のが綺麗だ!」とか言ってしまってみんなに「じゃあ飲めよ。綺麗なんだろ。」とか冷たいコメントつけられちゃうこともあって、最終的に飲んでしまうこともあったりしました。お腹、壊しました。

そんなある日。その日はとても暑くてプールかなんかに行きたい気分。でもお金なんて持ってないし、しかたなく砂場の湖に足を突っ込んでしまおうってことになったんです。まぁ汚れるからやらないって人もいたけど僕はなんとか涼をとりたいと思って、いつもの倍はある大きさの湖を作って足を突っ込んだりしていくうちにだんだんみんなのテンションがあがっていき水の掛け合いになりました。

ってことは手を湖の中に突っ込むってことじゃないですか。というよりそれ以前に湖を作るために穴を掘ってるんだからそのときになぜ気づかなかったのか大変後悔することになります。

みんなのテンションがマックスにまでさかのぼり、とうとう水ではなくてどろの投げ合いになりました。いつもクールを気取っている僕もさすがにテンションはハイになって行きどろを手にとってなげつけました。

その時!どろを取るために手を砂場に突っ込んだ瞬間、何か固い、でもその固さは微妙な固さでどろ以上石未満、そんな硬度をしているものでした。うーん、今思うとだんごのような固さだったようなもっと柔らかかったような・・・そんな固さ。ただのどろではないことは確か。でも何かよくわからないので砂場から出してみることに・・・

手にとって見て初めてわかったけど、それはモンキーバナナのような形をしていた。もしかして・・・と思い、臭いをかいでみると・・・くさい。間違いない・・・ウンコだ・・・。

友「ちょ!お前それネコのウンコじゃね!?」

確かに。においも相当のものがしたけど、砂場にあるウンコって言ったら大体ネコくらいしかいない。というかその辺野良ネコ歩いてるし・・・でもこんなことで「ウンコマン」やら「大便野朗」とかそんなレッテルをはられるのはなんとか避けたい!と思った僕は言ったのです。

「コレはウンコなんかじゃない。かりんとうだ。」


苦しいのは自分でもわかった。ついこの間学級王ヤマザキでウンコをかりんとうと言うのは無理があることを知っていたし。でも小さい頃ってなんかよくわからないプライドが自分を縛っていたじゃないですか。そんなんにかられて「マジなはなしカウパー君しか出てないよ」って言ってる男子高校生みたいな気分になって憂鬱でした。さすがに綺麗な水が出てたら飲めって言ってくる子たちもちゃんと空気読んで食べろとは言って来ませんでした。それが唯一のラッキーでした。