嘘をつくとは愚かな行為だと思う。


嘘をついてその場を繕うことも大事だけれど、真実に真正面から向き合って今後どうすればそのような過ちを繰り返さないのかを考えるべきだと思うからだ。

そしてこの間の後輩も、先輩である僕に向かって嘘をついてきたのです。


部活中のことでした。本格的な体の動きをし終えて、さあこれから帰る準備をしなければというときに彼は嘘をついてのです。それは終わりのストレッチをしているときでした。今日一日の疲れをこのストレッチで取れるといっても過言ではないので、入念にやっている、ある音が聞こえてきました。

「ぷー」

幽白か!ってつっこみたくなるようなその虚無感丸出しの音は僕の耳にだけ聞こえてきました。あ、これは間違いなくおならの音だと確信もしました。そこでそれをイジってイジってイジり倒しちゃおう、ということで彼に聞いてみました。

「貴様・・・こいたな!?」

後輩は僕の顔を見つつも、チラチラ視線を離すようなそんな動揺しきった顔をしていました。何ッなんでバレているんだ!?みたいな顔をしているのです。

「こいてませんよ。」

嘘をつかれたー!なんと!そんな不安げな表情を僕に見せながらも自分はおならなんかしないアイドル的存在なのさ、みたいな主張をしてきているのです。もう無理だよ・・・お前は嘘を突き通すことができない・・・先ほど書かなかったが、「ぷー」という音が聞こえる瞬間、なんだか変な動きを見せていたのです。間違いなく「あ、出そう出そう。ガマンしなきゃ。」っていう動きだったもん。それも全身を使った。そのことを言うと彼はこう言いました。

「すいませんでした」(ニヤニヤ)

謝ったー!お前の意思弱ッ!僕なんて小学二年生ごろに友達の家に行った時、どうしても欲しかったミニ四駆のパーツを盗んで、次の日にその友達に「昨日ウチにあったパーツ盗んだろ?」って言われても「盗んでないね!」と言い張っていまだに言い出せずにいるほどなのに、どんだけだよ。っていうか何ニヤニヤしてるんだよ!ニヤニヤしてアレか、「そうだねーそういうこともあるよねー。うーん、よしよし。」とか頭を撫ぜながら言って欲しかったんですかァーッ!冗談じゃねェーッスよォーッ!

まぁ本当のことを言ってくれてうれしかったんだけどね。僕も悪魔じゃありませんよ、そんなことで怒ったりはしませんからね。うん。


次の日彼はみんなからスカンクと呼ばれていた。