プルルル・・・プルルル・・・


いやー、夏休みも中盤に差し掛かってねまだ宿題手につけてねーよとか、読書感想文のための本何にするか決めてねーよとかいう人とかこれからキツイかもしれませんけど、まぁまだまだあるし、部活やってる人たちもお盆休みとかを利用してね宿題をすればいいんじゃないかなって思うんですよ。

まぁ僕も何もやってないって言ったら嘘なんですけど、限りなくやってないに近くてこのペースだと夏休み中には終わらずに9月1日午前3時くらいに終わればいいほうかなーとかいうもう微妙絶妙のきわみの宿題の出来なんですわ。こりゃピンチだな。この先部活の休みもあんまりないし頑張らねば。


「あーオレ今日までに宿題終わらせなければいけないんだよね~。どうすればいいと思う?」

夏休みに入って全く会わなかった友達から突然電話がかかってきました。なんか中型免許を取るための合宿行ってシガテラみたいなことしたいらしい。その合宿が明日かららしいんだけど、親には前日までに全部の宿題を終わらせなければ合宿費を出してくれないとか。正直どうでもいい。どうにでもしてくれ。

僕「まぁ頑張れば?」

友「でも終わりそうな量じゃないんだよね。」

僕「で、僕にその分をやってほしいと。断る。じゃあね。」プープープー

夏休みの宿題というのは、夏休み中に勉強のことを全くに気にせず生活するから一学期に何をやったかわすれないためにやるためであって、他人にやってもらうなんてもう問題外。他人にも迷惑をかけるし、自分が今後ついていけないということも起きる。僕の知り合いに、全部事前に賭けとかですべての宿題を他人にやらせた人がいたが・・・その人はやはり二学期から成績が落ちていき、志望校を予定より2ランクほど下を選ぶことになってしまった人もいるくらいだ・・・いや、別にやってもいいんだ。でもそれは君のためにならない・・・友達思いの僕はそれらの理由で断った。面倒くさいわけではない・・・

プルルル・・・プルルル・・・

僕「はい。」

友「数学の宿題なくした・・・どうしよう・・・一緒に考えて!」

僕「誰かにコピーしてもらうとか。」

友「じゃあnebeコピーしてよ。」

僕「断る。」プープープー

合宿出発前日になってなくしたことに気付くゥ!?前日というのは宿題をやるためにあるのではなく、合宿の準備をするためにあるのにお前は・・・ということは、宿題は少なくとも前々日に終わらせてなければならなく、さらに宿題のテキストの有無の確認はその一週間前くらいにしておくべきなのにお前は・・・お前ってヤツは・・・いやね、別に僕はコピーしてもいいんだよ?でもそれは今後社会に出たとき、ある問題を目の当たりにした時に他人に頼ろうとしてしまうかもしれないのに、回りには助けてくれる人なんて誰もいないってことがあるんだよ。そんなことを想定して今回は自分の力のみで解決して見せてみろ・・・友達思いの僕はそんな理由で断った。べっ、別に面倒くさいわけではないんだからね!

プルルル・・・プルルル・・・

僕「はい。」

友「コピーはW君にしてもらってるからさー、nebeとりに行ってくれない?」

僕「断る。」プープープー

えーと、アレだ運動不足!そうやって他人を自分の足代わりにしているとホント、太ってくるって!学級王ヤマザキであったんだけど、ヤマザキがうんこするのも面倒くさくなって学級委員の男(名前は忘れた)にかわりにしてもらってたら、一ヶ月程度でブクブク太っていったっていう話があった・・・君にはそんな思いしてほしくないんだよ!正直他人のために動くって面倒くさい、なんて決して思ってはないんだからね!

プルルル・・・プルルル・・・

僕「はい。」

友「手伝っ」

僕「断る。」プープープー

途中で聞くのをやめたのは、それを聞くだけでももうだるいとかそんなことではなくて、他人に頼っている暇があったら早くすすめなよ!という隠れたメッセージだから。だんだん電話に出ることにさえ面倒くさくなってきたってことではないからね!

プルルル・・・プルルル・・・

僕「はい。」

友「手伝っ」

僕「断r」

友「1000円で!!

僕「!?な、何が1000円なんだい・・・?」

友「一教科1000円出しちゃいますよ!今なら!」

僕「う・・・うぐぅ・・・こ、断る・・・」プープープー

べ、別にそういう意味なんじゃないから!しつこいなぁ、もう聞くに堪えないよ・・・とか思ってたら予想以上の金額で僕を雇おうとして心の中ですごい揺らいだけど今こうグータラしているから1000円でも彼の家まで行って手伝うのは面倒・・・とかそういう意味の電話の内容だったわけじゃあないんだからね!でも・・・センゴなら・・・ボソッ・・・

プルルル・・・プルルル・・・

僕「はい。」

友「1500円で!」

僕「!!?

友「さぁどうする?やるのかやらねーのか?」

僕「う・・・うぐぅ・・・むぅ・・・」

友「ホントはやりたいんだろォ!」

僕「断る。」プープープー

もうね。正直面倒くさいですよこの電話のやりとり。でもね、ホントに1500円って言われたときにはびっくりしましたよ。極楽とんぼの加藤くらいびっくりしましたよ。っていうかもう気持ちは決まっていた。もういいや、最近財布もなんだか寂しいし、家にいてもアゴゲン読むくらいしか暇潰せなかったし・・・でもね・・・なんだか途中から相手が偉そうになったんですよ!それでもう迷っちゃいましたね。こんな偉そうなやつの下で働くってどんだけプライド低いんだよと。で、最後に「ホントは~」とか言ってきたときはちょっと切れそうになっちゃいましたね。花山薫くらい温厚な僕だけど、今回ばかりはね。でも僕切れると泣いちゃうんですよ、それってかっこ悪いじゃないですか。だからさっさと電話を切ったんです。もったいないとは思いましたけど、まぁ仕方ないなと。思いつつ。

面倒面倒。ホント電話の応答だけでもこんなに面倒だとは思わなかったので狸寝入りをすることに。僕は電話に出んわ。

プルルル・・・プルルル・・・

プルルル・・・プルルル・・・

プルルル・・・プルルル・・・

プルルル・・・プルルル・・・

彼の電話はだんだんと間隔を狭めていき・・・とうとう10秒に一度かかってくるほどに・・・

僕は暗闇の中で10秒間彼の電話を待つ。
その意味・・・

10・・・9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・

電話が来るッッ・・・・・・・・・あと5秒でッッ

4秒・・・3秒・・・

来るッッ来るッッ

プルルル・・・プルルル・・・


10・・・9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・

僕が・・・・・・恐怖しとる・・・・・・「1」

プルルル・・・プルルル・・・


10・・・9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・1

来るッ来るッ来るッ来る!!!

プルルル・・・プルルル・・・

僕「僕の負けだッ~許してくれェェッ~」

友「確実に来る幸福・・・その待つ時間の中にこそ幸福があるように・・・確実に来る恐怖・・・人はその待つ時間にこそ恐怖する」

勝負有りッッ