急所をはずさせたとは言え、衝撃は小突きでさえもヤバイッ!
トシは立ち上がれなかった!ちょうど球場だった頃のマウンドの上だったのでトシは服に土がついていた・・・

王はトシの方を向いて言った。
「まるで地面をはいつくばっている昆虫・・・それでも王の息子かッ!?」
王は息子の腹に蹴りを入れる!血も涙も感じられない!と思ったが・・・

「へっ、お前目が充血してるぜ・・・さすがの王様も息子に暴力振るうのには抵抗があるのかな・・・?」
「ちっ違う!コレは地球の空気が乾燥してい・・・!!!!?め、目が・・・目がーーーーッ!!?」

トシは口から血を流しながらも微笑を浮かべていた!
そして手に握っていたのは、「マウンドの土」ッ!!!!

「な、何をした!!?」
王はいままでの冷静さを失っていた。

「マラード星人は瞬きをしない!そのことを思い出した。
そしてもしかしたら”土が目に入りそう”と思っても地球人のように反射することはないだろうと思ったのさ。
なぜなら瞬きをしないのだから目の辺りの筋肉が衰えていると思ったから!
そして異物の入ってきた瞬きを知らない目はパニックを起こして一時的に見えないようになったのさ」

「く・・・まだ目が・・・見えない・・・」
「何しようとしてるのかよくわからんが、関係のない地球人をみんな巻き込んだ!死という恐怖で縛ったお前は万死にあたいする!」
「・・・」

王はトシが能力を使い、自分を倒そうとしてくるタイミングはわかっていた・・・
しかし目が使えない王は避け切れなかった!!!

ドシュッッ!!!!!!

トシの拳は王の顎を貫いた。