こんばんは。
新留です。
先日のこと。
保護者さまと子育てに関することで雑談をしているときに、
「子どもが小さいころ1日10冊絵本を読み聞かせしていました」
とおっしゃっていました。
「効果あったのかな?」と若干疑いを持っていたようですが(笑)
その子は言葉に関するアンテナが高く、
きっとお母さまの熱意の効果はあったのだろうなと思います^^
教室でいうキンダークラス(プレホップクラス)、
年齢でいうと6歳、7歳くらいまでは「読み方準備期」というような段階。
「読む」というのは、目と脳の使い方と思考の技術ですが、
この段階では、その元となる脳、ワーキングメモリを鍛えていくことと、読解の元である「語彙力」を伸ばしていくことが大事になってきます。
といっても、まだ関連付けて覚えたり、細かいニュアンスがわかるような時期ではないので、
おおざっぱに触れて、慣れていくこと、
例えば、ストーリーのある「ことばカード」みたいなもので言葉にふれてみたり、
いろんなものを見て、あれは何だ、これは何だということを知り、自分の好きなものを図鑑で調べたりしながら、いろんな言葉にふれていってもらうのがいいのですよね。
2歳〜5歳ぐらいの時期は「読み聞かせ」もたくさんできたらいいですし、
4歳ぐらいからは、読んだ本に関して、
「どうしてこの魚は逃げ出したんだろうね?」
など質問をしてあげて、「他者の考え方の推測」をしていくのもいい機会になっていきます。
そして、
教室でいうホップクラスになったり、6歳〜10歳くらいになると、
やさしいものでもいいので、自分で、毎日、本を読む習慣がつくといいですが、
まだまだ自分で読むのが難しいという場合は、最初の方は読んであげても大丈夫です。
この時期に、たくさんの言葉、たくさんの本に出会うという経験がきっと豊かな語彙力と、その先の読解力につながっていくので、
無理のない範囲で、いろんな言葉や本に出会っていきたいですね^^