社交ダンスを習っていると、苦手なステップやどうしてもできない動きの壁にあたることがあると思います。何が得意で何が不得意かは人それぞれ。

 

私の場合には、動きが苦手というよりも、その動きをすると気持ち悪くなってしまう致命的なものが…

 

「回ると、気持ち悪くなる!」

 

社交ダンス、というかダンス全般においては回転系が苦手というのは致命的かもしれませんが…。

 

スピンやターンどころか、最初はナチュラル・トップを踊っただけでも軽く気持ち悪くなりました。遊園地で言えば、ジェットコースターに乗るどころか、メリーゴーランドで気持ち悪くなったみたいなものでしょうか。

 

そういえば…。

 

最近、諸事情により久しぶりにテーマパークに行く機会があったので、調子に乗って最新のアトラクションに乗ったら吐きそうになりました…。昔は大騒ぎしながらいろんなアトラクションに何度も乗ったものですが...。

 

昔の感覚で遊ぼうとしましたが、三半規管の衰えを感じずにはいられませんでした…。

 

キャーキャー言いながら学生さんらしき方々がはしゃいでいる傍らで、しゃがんでぐったりしているのは、情けないやら月日の流れを感じるやら。

 

もちろん、私と同年代でもアトラクションが大好きで、大喜びではしゃいでいる方々もたくさんいらっしゃるので、このあたりは個人差が大きいのだとは思いますが。

 

あるテレビ番組で目が回る仕組みについて説明したものがあり、目が回ることに対して強い選手の代表として、フィギュアスケートの選手を取り上げていました。フィギュアスケートの選手はちょっとやそっと回されたくらいでは目が回らないのは当然なのですが、右利きの選手はおもに右回転しか練習しないので、左周りに回されると案外目が回ってしまう場合もあるのだとか。

 

三半規管の鬼のようなフィギュアスケートの選手の場合であっても、あのハイスピードの回転に対する耐性は、後天的な訓練によって獲得されたものなのですね。

 

どうやったら上手く回れるのか。

 

いや、それ以前にどうしたら回っても気持ち悪くなくなるのか。

 

そんなものにコツや近道などない、というのが私なりに達した結論です。

 

どんなに回転が下手でも気持ち悪くなっても、少しずつ毎日ひたすら回ること。

 

やっぱり、そこか~

 

今でも、毎日、毎日、少しずつ回っています。時に独り言を言いながら。

 

「本日は、いつもより余計に回っておりますうぅ~」