「アレ、何か床に引っかかるな…」

 

ダンスを踊っていて、時々シューズの底に違和感があることがあります。靴底にひっかかりを感じて脱いで底を見てみると、キラキラ光るものが…。

 

そう、ドレスから落ちた「石」が靴底にくっついて、ひっかかりを感じることあるのです。気が付かないと床を傷つけてしまうこともあるため、早めに気づいて取り除く必要があるのですが、最初はそれが何かわかりませんでした。

 

しかし、ドレスを着て練習する方を見る機会があり、時折靴底にくっつくキラキラはドレスから落ちたものだと理解しました。

 

私はなぜかフロアの「石」を見つけるのが得意で、遠くからでもキラキラを見つけては、ダダっと走って「みーけっ」とやるのが得意です。先生からは「カラスみたいですね~」と言われていますが。

 

パーティーの前になると、ドレスを着て練習される方が増えます。

 

パーティーが近いこともあるのでしょうが、ドレスを着た方々は、みんな嬉しそうですし、ワクワクしているように見えます。

 

幸せそうな人から落ちたものなので、私は勝手にラッキーアイテムだと思って積極的に探して拾うようにしています。もちろん、フロアの掃除の意味もありますが。踊っている時はあまり視線を落とさないので見つけることはありませんが、レッスン前にアップしたりストレッチしたりしている時によく見つけます。そうやって集めておいて、先生に「今日は2個も見つけました~」とか言って渡します。

 

もちろん好きな方もいらっしゃるとは思いますが、キラキラした石は、私たち男性陣にはあまり縁がないものですね...。

 

例えば野生の鳥の世界などではオスのほうが派手で鮮やかな羽色を持つものが多く、その鮮やかな色彩が映えるダンスを踊るのが求愛のモーションになっていたりするようです。羽色の鮮やかさや、ダンスの得手・不得手が自分の子孫を残せるかどうかに直接かかわるようで、鳥の場合は衣装もダンスも真剣勝負ですね。

 

若い方ならともかく、中高年世代以上の男性で、そんなキラキラが許されるのはちびまる子ちゃんの世界でもアイドルである「西城秀樹」くらいでしょう。残念ながら他界されてしまいましたが…。

 

いずれにしろ、何かいいことがあるかもしれないと思って、私は「幸せのキラキラ」をせっせと集めています…。