日経平均株価が1989年12月のバブル期のピークを越えたことが話題になっているようです。

 

私は社会人としてバブル期を経験しましたが、このブログを読んでいらっしゃる方の多くは、バブル期に現役(青年期~壮年期)であった方が多いのではないでしょうか?バブル期の様々なエピソードに関しては、皆さん枚挙にいとまがないでしょう。

 

経済状況を含む現在の世情に関しては様々な意見があるとは思いますが、私が思うには当時と似ているのは株価くらいかなと思います。株価は似ていても今の世の中は当時とは比べようもありません。

 

「バブル」という言葉自体、「バブル崩壊」の後で生まれた言葉ですから、当時はだれも目の前で経験している時代が後に「バブル」と呼ばれるなどとは思っていませんでした。日経平均株価は4万円突破は当然のこと、5万円、6万円と上がっていくものと思っていました。あの当時の勢いがあと数年続けば、5万円札、10万円札とか、1000円硬貨が登場しても不思議ではなかったと思います。

 

現在が好景気かどうか、現在の景気がバブルかどうかはさておき、物価が上昇しているのは事実ではないでしょうか。

 

社交ダンス界でも、様々なダンスに係る価格が上昇しているようです。私はパーティーに参加したことがないのでわかりませんが、パーティーの参加費だとか、試合のチケット価格なども上昇しているという話は聞いたことがあります。はじけない限り、それはバブルではありませんし、それがバブルであったかどうかはずっと後になってみないと誰にもわかりません。

 

しかし、株式や債券は単なる紙切れになったとしても、身に着けたダンスの技術が無くなることはないはずです。豪華なパーティーや華やかな試合は無くなったとしても、健康である限り踊ること自体ができなくなることはないはずです。

 

もともと、ダンスは元気な体ひとつあればできることですから。

 

歌やダンスは、王侯貴族が優雅に楽しむばかりではなく、貧しく辛い状況にある庶民を元気づけることも多々あったはずです。そういえば、笠木シヅ子さんがモデルになった朝ドラが放映中ですね。

 

そんな時代が遠からず、また来るのかもしれません。

 

歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。