先日、児童相談所問題の原告さんに
オススメされまして、

はるばる栃木まで
勉強のためにお出かけして参りましたよ。


今回行ったのは、
精神医療問題を学ぶセミナーというもの。

精神医療被害者連絡会の会長さんが
講師として行なっている勉強会でして、
これがもうすっごい勉強になったのですよ。


内容は向精神薬の歴史というところから始まり、
精神科での診断基準、
突然死や変死体数、自殺者数の内訳や
中毒死の内訳などの統計データの話、
薬の作用であるとか、CYP(代謝酵素)の話、
多剤併用のリスクなど

自分のような不勉強な看護師はもちろん
医師も話を聞いたほうがいいんじゃないの?
そう思うような貴重な内容であると思いました。


まず興味深かったのが、向精神薬の歴史。
その講義の中での目の付け所でしょうか。

市場に出てくる薬の多くが、
特定の疾患に対する治療薬として開発されたものではなく、もともとあった化学物質の持つ特性に合わせて、治療薬の体裁を整えて市場に出されてくる。

近年では薬に合わせて病気が作られているのではないか。

といったこと。
特に気になったのは、薬に合わせて病気が作られている(Disease Mongering)。この視点でしょうか。これは日本精神神経学会でも議題として取り上げられている問題であるということが資料にも書いてあったりしました。

日本精神神経学会のサイトで
ちと調べたらこんな感じで出てきました。
良かったらご参照ください。

総合診療領域におけるdisease mongering(PDFファイルです)
https://www.jspn.or.jp/journal/symposium/pdf/jspn107/ss337-347.pdf

新規うつ薬の登場とうつ病診断の拡散(PDFファイルです)
これのⅡの3のところにDisease Mongeringについて書いています。
https://www.jspn.or.jp/journal/journal/pdf/111_06/journal111_06_p663.pdf

まぁ製薬会社にとって売れる商品となる
向精神薬を売るために病気を宣伝する。
そういうこともあるんじゃないのかって視点ですね。

例えばパニック障害という言葉が出てきたときには、
すでにそれに対する治療薬が用意されている。
これっておかしくないか?
ということですね。

自分としては、
この事の事実関係を
しっかり調べられたワケではないので
=事実として受け取ることはできませんけど、
全くありえない話でもないかな。そう感じています。

TVとかでも良く禁煙や
うつに関するCMとかありますよね。
それをどこが作っているのか、
それを調べてみるのも
判断のひとつの材料じゃないのかな。
なんて思います。

おおぅ、最初の一つだけ
かなり端折って説明しただけでも
結構スペース取りますねぇ。

この他にも伝えたい情報は山のようにあるんですけど、一気に伝えてもかえって伝わりにくいかな。
そうも思うので、あともうちょっとだけ。

精神科に通うことになると、
結構たくさんの薬を処方されることがあります。

んで、その薬の作用する箇所、代謝する酵素を見ると
それが重なっているところが結構多いということ。

単純に言ってしまうと、コレ薬の出しすぎじゃない?
という話ですね。

お医者さんって一回出した薬を減らしていくそういう発想になりにくいんじゃないのか、特に精神科ではそうなのではないのか
そういう問題提起ですね。

まぁ実際バカみたいに薬を処方する医師や病院はあります。そのほうが儲かる。そんなイヤな理由もありますしね。

薬を出してくれないと
ちゃんと診てくれてないんじゃないか、
そんな風に感じる人もいたりするので、
なかなか複雑な部分でもあるわけですけど。

さて、たくさん薬を出すと何故問題なのか、
一番簡単な理由は薬には副作用があるからです。

特に精神科の薬では中枢神経に働きかける薬が多いことから、心身にかける負担は相当なものです。
突然死のリスクもあったりします。
そんな薬を簡単に増やして、減らすことはほとんどしない。そんなお医者さんが沢山いるというのはマズイと思うのですよね。

そして代謝酵素の話、
薬を分解する酵素で
CYP(シップ)なんて呼ばれたりします。
アメリカではこの酵素を調べて、薬に対応する酵素が身体にあるのか確認をしないと処方できない薬が多くある。
そんな話もあったりします。

薬の添付文書なんかに対応する酵素の種類は書いてあるので、見てみるのもいいかも知れませんね。

遺伝的な体質によっては
例えばリスペリドンという薬の代謝酵素はCYP2D6と言うのですが、この酵素の活性が半分しかない。日本人の4人に1人はそういう人がいる。

代謝酵素の活性、働きが弱いと何が良くないのかというと、
薬が分解されにくいから効きすぎてしまう。
副作用もその分だけリスクが高い。

でも日本の精神科でこの検査をしていたり、
血中の薬物の濃度を調べたりしている所はほとんどないという話を聞くと、これは怖いことだなぁ。
正直にそう思います。

ちなみにCYP薬局などで検査キットが売っていて、
自分で調べることもできるそうです。
とはいえ、万単位のお金もかかりますし、

メディピックという会社でもやっているという話も聞きましたが、
そこは評判が良くないとか、いろんな情報がある感じ。

なので、簡単におすすめ出来る状況でもないかな。
というのが今のところの印象ですね。
あくまで参考までに。

やる時は無責任な言い方で申し訳ないですけど、
自己責任でお願いします。ごめんなさいです。


とはいえ、いろんな情報が聞けたこの勉強会。
自分自身の自己学習も必要だけど、
こういう機会を生かして色んなことを知っていきたい。
改めてそう思ったのでヤンス。