リペイント講座に続いて第二弾
今回は、そんなにバリエーションいらねぇよ!と言わんばかりに無駄に種類の多い、フォーゼのベースステイツを使用し、フォーゼ第一話のロケットドリルキック後の、あの印象的な決めポーズを作りたいと思います
何気に単体で再現できる商品がフォーゼモジュールチェンジとS.H.フィギュアーツしかないんですよね
使うのはこちら
第七弾の素立ち+ロケットモジュールフォーゼ
第九弾の決めポーズ+ドリルモジュールフォーゼ
・デザインナイフ
・ピンバイス(ドリル)
・真鍮線
ピンバイス、真鍮線ともに、直径0.5ミリ~1ミリ程度の物があれば十分です
・ラジオペンチ
・瞬間接着剤
ラジオペンチは真鍮の抜き差し、切断に使用します
無ければ、真鍮線が切れるようなゴツめのニッパーで代用してください(模型用はダメ)
瞬間接着剤は模型用とか、アロンアルファとかでOK
色々使うけど、ロケットモジュールをドリルモジュール側に移植するだけの簡単な作業です
まず2体のフォーゼの右腕を取り外します
リペイント講座の時と同様に、熱湯を使用して柔らかくしてから引っこ抜きます
抜けました
ロケットモジュール付きフォーゼの腕の接合部は深くまで刺さっているので、根気よく引っ張って抜いていきましょう
余ったロケットモジュール付きの本体とドリルモジュール付きのフォーゼの右腕はしばらく必要無いので一旦どっかに置いときましょう
このロケットモジュール付きの腕をドリルモジュール付きフォーゼに取り付けていきます
しかし、このまま取り付けようとしても、ロケットモジュールの向きが横向きになってしまいます
こういう向きにしたいと
仕方ないので、肩と腕を一度切り離し、腕の向きを変えてから肩と接合し直すことにします
まず切り離していきます
小さい部品の切り離しの際は力を入れすぎないよう注意してください
模型用のナイフ類は刃渡りは短くとも切れ味は鋭いので、手を滑らせて指とか切ったらパックリ行きます
こうした切断作業を行う場合は、お湯で柔らかくしてから切り離す方が、力も入れずに済み、綺麗に切れます
切り離しました
時間が無かったので風呂で作業してました
蛇口からお湯も供給出来て一石二鳥だ!
風呂でも出来るくらい簡単な作業です!
長風呂しつつ全裸での更新が多いこのブログならではの作業風景です
で
本体と肩、肩と腕を接合していきます
肩が元々はロケット付きフォーゼの物なので、そのままではドリル付きフォーゼの胴体に取り付けられません
また、元の肩の向きで取り付けてしまうと、腕の向きを変えただけではロケットを上向きにするのが難しいので、少し右腕が前になるような向きで肩をくっつけていきます
肩側の凸部が胴体の軸受け側と形状が違うために干渉してしまい刺さらないので、肩側の凸部をナイフで邪魔にならなくなるくらいに適当に切り落としていきます
こうした細かい切削作業の時はお湯を使わない方が切りやすくなります
ある程度の硬さがあった方がやりやすい作業もあるので、状況に応じて作業しましょう
切り落とした後はピンバイスと真鍮線、ラジオペンチの出番です
ピンバイスで掘った穴に真鍮線を突き刺して繋ぎ合わせるっつー作業になります
今回の場合は胴体と肩、肩と腕を
接着剤で接着しても良いのですが、接着剤だけだと強度の面で不安が残ります
今回のような飾って眺めるだけのフィギュアの場合はぶっちゃけそれで十分だったりもしますが、強度のことを忘れてうっかり強く持ち上げたりすると、接着したところがモゲてしまうことが良くあります
で、一回接着した所は剥がれるとくっつきにくくなります
接着する→うっかり壊す→また接着する→簡単に壊れる→……もういいや
こうならないためにも強度は大事です
なので、真鍮線による接続と接着剤の併用でガッチリと強度を出していきます
接合したい部品の接合面の位置を決めて、ピンバイスで穴を掘っていきます
ちなみに作業時でなく、後撮りです
写真撮るのを忘れてました;
ちなみに、位置の決め方とかもうちょい詳しくやれやボケ!という方には、去年に同じような解説記事書いてますのでそちらをご参照下さいな
[S.I.C. 肘 修理]でググるとたぶんその時の記事が出てきます
穴を掘ったら真鍮線をペンチ等で差し込み、部品同士を繋ぎ合わせます
長さが余分な時はラジオペンチやニッパで切断しましょう
肩と胴体の接合には恐らく問題は無いかと思います
差し込み用の凸部はあるとはいえ、部品の断面が平らな面と平らな面同士だからです
しかし、今回の腕の場合、肩側が平らな面なのに対し、腕側は元々体の左側に向いてる状態で平らになるような形状であるため、腕を上に向けた時、肩と腕の部品の断面はピッタリくっつきません
腕を上に向けた状態でピッタリくっつくようにナイフで断面を切削していきましょう
………ちょっと失敗したけど、だいたいこんなもんでOKです
部品が透明だったりで余計に失敗してるように見えるだけなんです(>ω・)
なぁに、塗装すればわからん
わからんでしょ
こっちも塗っときます
部品を繋ぎ合わせてみて、問題がなければ瞬間接着剤でくっつけちゃいます
完成!
道具さえ揃えておけば2時間くらい見とけば出来ると思います
余ったロケットモジュール付きのフォーゼの本体と、余った右腕は、無加工のそのままでくっつきます
今回紹介した道具は、ワーコレに限らずフィギュアの改造や修理にも役立ちます
塗料や工具はある程度揃えておけばちょっとしたリペイントや小改造に役立ちますので、使えるようになっておくと便利です
おまけ
ワーコレスカルの帽子を割ってみる
適当にググってみて位置や割れ方を調べます
切りたい位置にガイドラインを書きます
ラインに沿ってナイフで切り取ります
完成!
ダブリをゲットしたらこういう改造もアリです!
まぁ、失敗から学ぶことの方が多いから、まずは色々やってみましょう