第18話 祭りのあと | アラサー娘の十年前。汚れなき乙女と不良先輩の恋連載中

第18話 祭りのあと

体育祭が終わった後は、みんなすっかり二美神のとりこになっていました。


今までショウ先輩やレオ先輩を知らなかった下級生たちも騒ぎはじめました。


私の気持ちは複雑です。レオ先輩の魅力にみんなが気付いてくれたのは嬉しいことですが、「私の方が先に好きだったんじゃぁ!この前まではお前ら知らなかったくせに!」という変なライバル意識がありました。

やばいです。未だ何の接点もない私達。
しかも私はヲタの巣窟の住人。
演劇部=ヲタの図式は全校生徒に定着しています。


こんな状態で、どこかのかわいい下級生が先輩に告白してしまったら私は勝ち目なんかありません。
しかも私は告白なんかしたことありません。
そんな心臓が飛び出るようなこと、できる気がしません。



とりあえず近付かなければ…



レオ先輩は昼休みになるとショウ先輩たちと図書館前の廊下でキャッチボールをしています。

そこを、友達を引き連れて意味もなく通りかかったりしました。

時にはその長い廊下の端に座り込み、友達とお喋りをしたりしました(他のグループも遊んでいたため、そんなに不自然ではなかったはず)。





すると、気のせいか、なんとなく、かすかに、心なしか?







レオ先輩が私の存在に気付いた気がしたのです。