予想どおりというべきか、オランダ戦は0-1の敗戦に終わった。



まぁ実力差を考えれば妥当な結果だし、むしろよくやった方だ。

同じ負けるとしても最小失点という理想的な負け方。

(実際、この後に行われたカメルーン-デンマーク戦では、

デンマークの散漫なプレーによりエトーが先制、試合は結局

2-1でデンマークが勝ったものの、次回日本はデンマークに

勝つか引き分ければ決勝トーナメントに進出できる)。




前回のカメルーン戦に比べれば、オランダの前半当初からの猛攻を耐えた

日本は自信をつけ、ラインを上げ、攻めるシーンも多かった。

(松井の出来が素晴らしかった)。



スナイデル(試合見ながら気がついたのだが、ドイツ語読みするとシュナイダー)の

後半7分の得点、あの強烈なシュートは川島にできることはなかった。

強いて言えば、スナイデルにフリーであれを打たれたことが問題か。



もっとも、あんなものが2、3点入れられるかもしれなかったのを闘利王、阿部、

長谷部らが我慢強く対応し、また川島の神がかり的なセーブが最小失点に

食い止めた。

守備面ではかなり評価ができる。




攻撃面も、強烈なプレスをかいくぐった前半20分以降、中盤で戦えるようになり、

本田は身体を張り、大久保、松井、また連動して長友あたりが攻めあがれた。

後半7分の失点から後半20分までは明らかに日本の時間帯。

大久保の3連続シュートがあり、また松井、大久保、本田あたりが引っ掛けられて

FKが取れるようになってきた。



が、このFKが取れるようになってきたというところで、岡田監督はひょっとして

「よし、FKは俊輔に蹴らせよう」と安易に思ったのではないだろうか?



松井OUT、俊輔IN。


自分も最初は俊輔に期待した。が、途中出場に不慣れな俊輔はなかなか試合に

入っていけない。




お、そうこうしている間にオランダもエリアを入れてきた。

しかし、直後長友は左でなく右に転じ、エリアの攻め上がりを封じた。

長友、お前は本当にスゴイな。



で、次の選手交代。

大久保OUT、岡崎IN。 まぁこれは仕方ないな。
長谷部OUT、玉田IN。  えっ…長谷部? 玉田!?

ここは本田に代えて森本だろう!?




何考えてんだ岡田~。



しかも俊輔は持ちすぎ、ドリブルもパスも選択できずにボールを失った。

俊輔を基点に、オランダから攻撃される時間が増えてきた。

うー、こんなことなら俊輔ではなく、稲本を入れるべきだった。

後半35分のチャンスもお前そこはシュートだろう?

攻撃に積極性がまるでなし。走れよ!詰めろよ!ドリブルで突っかけれよ!



そして玉田は試合から消えていた…。

その後、川島の素晴らしいセーブも続いたのだが…。



ラストの岡崎のシュート、ま、あれは仕方ないな。

あれが決まればと思わずにはいられないが、

決まって欲しいものが決まらないのがサッカーである。






試合終了。0-1。

今日は闘利王、川島、長友、松井が良かった。



さぁ次は24日のデンマーク戦。

それまでに、選手たちの疲労を取り(特に本田、松井、大久保)、

同時に森本、稲本をうまく使う方策を考えて欲しい。





それにしても、だ。

W杯に自分の国が出れる喜び。

それを応援できる喜び。

これは素直に感謝したい。