ちとビミョーな体験をしたので記しておく。





チーズ風味のトマト鍋を作ったみた!








ことの起こりは一昨日書いた新年会。



そこで、とある友人が「チーズ鍋のもと」なるものがあると言っていた。

それを聞いた自分は、よし、今年最初の鍋はチーズ鍋にしよう、心ひそかに誓った。




さて、昨日買い物に行き、まずは買い物かごに野菜(ねぎ、白菜、にんじん、

ぶなしめじ)と魚介類(たら、ホタテ)と豆腐を入れてから、「チーズ鍋のもと」を

探しに行った。










そんなものは無かった…。






めんつゆとかソースとか、とりあへず思いつくコーナーをことごとく見たが、

そんな「もと」はない。

マックスバリュなのに!



友よ、俺を騙したな!

なんてことは思わなかったけどね。




がしかし、代わりに「トマト鍋のもと」はあった。

しかも「KAGOME」製。

そして、「トマトとチーズとの親和性の高さは異常!」なことを自分は知っている。




かくして、この「トマト鍋のもと」とトマトを買い、このスープにうまく溶け合いそうなチー

ズを購入、ついでに意気揚々と缶ビールも買って帰ったらもう21時過ぎ。

遅い時間なので鍋作りは今日に持ち越した(なんやそれ)。




さて。



今夜は早く帰り、鍋作りにルンルン♪であった。






まずは「トマト鍋のもと」と水を入れ、沸騰させる直前でまずホタテと魚肉ソーセージを

投入。

ちなみに、魚肉ソーセージはいい出汁が取れる。

これは、中村航の小説「
絶対、最強の恋のうた」の中で、恋愛レポート0点だか3点だ

かの、坂本が言った言葉だ。
絶対、最強の恋のうた/中村 航
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この小説を読んで以来、自分、たびたび魚肉ソーセージを鍋に投入している。






次に、白菜とねぎを刻んでいれ、次にぶなしめじとトマトを入れる。

最後にたらをいれてからいよいよチーズ(ゴーダチーズ80%+モッツッレラチーズ

20%)を投入。

しばらく、ことこと煮る。ひたすた煮る。

煮て煮ていい感じかと思ったらどんぶりに移す。

出来上がりはこんな感じだ!

単なるふとした思い付き。



なぜ「どんぶり」なのかだなんて、ヤボなことを聞かないで欲しい。

男の一人暮らしでは、どんぶりは使いまわし度最強の食器だからである、

と分かって欲しい。




とまぁ言い訳をつぶやき、さっそく食べてみた。


あー、だいたい味は予想どおり。


すくなくとも不味いことはない。むしろ美味い。

トマトのすっぱさ、甘さがすべての具材と溶け合い同化している。

どうりで最近、トマト鍋が流行っているわけだと納得できる。

もちろん、魚肉ソーセージの出汁もよく効いている。




しかしだ。

いかんせん残念なのはトマトスープにチーズがまったく溶け合ってない点だ。

チーズだけ、何の具材にも絡まずトロトロな固まりとなっている。




よーく、煮たつもりなのに。

よーく、かき混ぜたつもりなのに。





一番最初に「チーズ鍋」を作ろうとした、あの崇高な理想がもう完膚なきまでに失われ

ている。




食べながら色々考え、なんとなく原因ではと思ったのは火加減だ。



今回はなんも考えず強火or中火で通したが、たとえばチーズ投入後はトロ火にして

もっともっと時間をかけて煮たら良かったのかな?とか。



そして、思考は進む進む。


料理も恋も、火加減が大事なのでは?

タイミングとか、駆け引きだとか、熟成させる時間とか。



なんとなくそんなことを思った今夜の鍋だった。





さー、明日はご飯を投入、リゾット風にして食べる。

明後日はゆでパスタに絡めて食べる予定。

一人暮らしでの鍋は、連チャンが続くのだ!


おしまい。