明日行こうと思っていたブックオフであるが、今日の会社帰りにちとヤボ用ができ、
車で出かけたのでそのついでに寄ってきた。


いつも思う。
あの店はヤバイ。
やはり確実に、時間の歪みが存在している 



たくさんの本を少しずつただペラペラしてるだけなのにただそれだけなのに
気がつくと3時間ほどが経過していた。


立ち読みしてるだけなのに。

やれやれである。



で、当初の目的である広瀬正の「鏡の国のアリス」は売ってなくて、
これは後日別の店舗で探すことになった。




さて、このブログには「レビュー」というカテゴリーが設定されているのだが(設定したのは自分)、
その後あまりレビューをしてないので、今日は無理やりレビューしてみる。


今回のブツはこれだ。
バッタに抱かれて/戸渡 阿見
¥1,050
Amazon.co.jp
自分は本屋に行くとまず決まって単行本の新刊コーナーへ行く。
ブックオフでもこの法則が適用され、まず真っ先に単行本コーナーへ進み行くと
これが売り出されているのを発見した。


先日ブックオフに一緒に行ったさるお方が衝動買いし、そのあまりのつまらなさに
後日捨ててしまったと聞いた戸渡阿見の最新短編集である。

果たしてどのくらいつまらないものなのかということと、その割りにはこないだテレビの
ローカル番組で「売り上げランキング第9位(戸田書店調べ)」となっているのを観て
気になっていたこともあり、手を伸ばし読んでみた。



頑張った。

頑張って序文は全部読んだ。
その序文で、彼の前作「蜥蜴」は序文と本文とのギャップが一番の良さだったとか
なんとか書いてあったので、つまらなかったが頑張って読んだ。

だけど、本文部分の短編を読み進めていくうちに失速、ゲームオーバー。
とりあへず「白熊」と表題作「バッタに抱かれて」は全部読んだが、本当につまらない。

設定がトッピなのは結構好み。
でもこれはただシュールなだけ。
読めば読むほど読まされてる感ありありとなり、余韻もなし。
一歩下がって何かを考えさせられるとかいうものでもなく、
寓話ですらない。



確かに。これは捨てられてもしょうがないな・・・。





その後いくつか立ち読んだわけだが、その中で買おうかどうか迷ったものがあった。
こいつだ。
ラブコメ今昔/有川 浩
¥1,470
Amazon.co.jp
有川浩は「図書館戦争」シリーズで有名であり、かなりの軍事オタクな女性であるという
ことは知っていた。自衛隊ネタの小説を数多く書くとも聞く。
前から気になってはいたが、まだ一冊も読んだことがない作家だ。

そんな彼女の最新作がこれなのだが、手に取ると帯にベタ甘ラブとか
書いてあったので、甘いもの好きでラブな自分は躊躇なく中を読んだ。



おー、するする読める。
この文体は好き。リズム感がよい。
テーマ、小ネタ、構成、とても面白い。
甘い。

いいなコレ!

その後別のいろんな本を読みながら購入しようか悩んだが、今日は保留。

まずは基本からと、「図書館戦争」と「図書館内乱」を購入した。
っって、結局散財してしまっているところが今日のオチです。

魔空間ブックオフ、恐るべし!