7月11日11時7分、妻トンは産まれたそうです。
  
妻トンは13年前に結婚する時にぼくへのお願いとして
 
「私を看取ってお葬式をあげてね。
  
寂しいし一人じゃ生きていけないから」
 
と言ったのです。
 
8歳年上で、男で、大腸が無かったりする自分には統計的に言えばなかなかのことだけど、そう言われて嬉しかったなぁ。
 
「おしゃー妻トンの願いを叶えるぞー」
みたいに思った。

 
 
しかしそれから13年、
徐々にぼくの気持ちも変化していった。 
 
前から思ってはいたけど特にこの頃、
 
「まぁぼくが先にいっても大丈夫でしょー」 
「なんとかするっしょー」
 
という気持ちが増えた。
 
自分と向き合い続けてきて、自分を信じる=他者を信じる気持ちが増えたのもあるか。
 
妻トンの生きる力をさらに信じるようになった。
かーくんの存在もあるよね。
  
 
妻トンもこの頃は

「あー確かにそう言ったけど、
まぁその時はなんとかするでしょー。
先のことはわからないしねー」
  
みたいな😊 
なんかどっしりしたというか吹っ切れた感じがするな。
 
 
同時にぼくも愛おしさが増したというか。
  
「妻トンが幸せなのが自分の幸せ」
 
と、自分のど真ん中にある感覚が増えた。
  
 
昨年あたりは妻トンがモヤモヤしてる時、

「これは妻トンの問題だな」

みたいに様子を見て見守ってるようなことが多かったんだけど、この頃は
 
「自分は何ができるかなぁ」
 
みたいに自分ごとに近い感じで考えることも増えた。
  
お互い自分を大事にしてきたら
境界線が薄まってきた感じもする。

(余裕ないとイライラしたりは色々あるけど^^)
 
 
妻トンは昨年合格したボイスプロジェクトはボイトレでたまに渋谷に通っててもうすぐ声のサンプルを作る段階。そろそろ声も活かして新しいこともチャレンジしたいみたい。
    
 
さぁますます感じるままに生きるのだぁ✨
(撮影:かーくん)