2021/1/13

 

 

弟から連絡。

 

 

 

 
深夜帯から血圧が60に下がっていると。
面会に来たらナースに言われたと。
 

 

 

 

 

 
本当は仕事だったけど急遽仕事を休ませてもらい
旦那に連絡して帰って来てもらい
すぐに向かった。
 
 
 
 
 
 
病院まであともう少しのJRの中で
弟から瞳孔が開いてきたと…
 
 
 
 
 
 
 
 
たぶんもう無理だと…
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

JRの中でメールを打つ手が震える。

 
 
 




リチャードクレイダーマンの午後の旅立ち。
私のピアノ動画を流しながら
待っていてくれたみたいだが間に合わなかった。




フランス語では悲しい心と言う曲らしい。
何となくセレクトした曲だけど
そんな意味があったんだ…
 
 
 




 
深夜帯から血圧が下がっているなら、
もう少し早く病院側が連絡をくれたら…
 
 
 
 

 
どうせ仕事を休むなら前日の血圧80の時点で向かえば良かったのかな?
何より血圧60で関西から駆けつけるなんて
遠すぎる。
 
 
 
 
 
どうしてすぐに行かなかったのだろう?
あの時の判断に後悔する。
 
 
 
 
 
雪で足元がぐちゃぐちゃな中、
 
 



急いで病院に向かうと
玄関で弟が目を真っ赤にして待っていてくれた。
 
 
 
 
 
「母ちゃん逝っちゃったよ。」と。
 
 
 
 
 
 
 
病室に行くと
これから清拭をしてエンジェルケアをする所だった。
 
 
 
 
 
「一緒に入らせてください。」とお願いした。
1人のナースと入れ替わる感じで代わってくれた。
 
 
 
 
 
 
 
まだ暖かかった。
臀部に痛々しい程の褥瘡が出来ていた。
 
 
 
 
 
点滴でぶくぶくの身体…
痩せた身体に食道瘻やポートの痕…
 
 
 
 
 
ポートは抜かず皮膚に埋め込んだまま焼却するらしい。
腹水もそのまま。
 
 
 
 
 
 
あれだけ苦しんだポートも腹水も抜いてあげたかった。
楽にしてあげたかった。
 
 
 
 
 
 
 
洗髪や口腔ケアも一緒にさせてもらえた。
髪を洗ってスポンジで歯を磨いて
顔にクリームを塗った。
 
 
 
 
 
 
涙は出て来なかった。
 
 
 
 
 
 
こんな最期は嫌だ。



 
でももっと酷い最期も知っている。