読みこみデビコミ③~アリス 引き寄せられる魂 | デビルメイクライMAD STYLE ダンちゃん&バーちゃん4コマ劇場

読みこみデビコミ③~アリス 引き寄せられる魂

ダンテ編、バージル編を通じて「アリス」という女の
子がひとつのつなぎ役、悪魔に魅入られた人間の代表として登場します。彼女の立場を英語版と日本語版とでは逆の面から語られています。語り手はうさぎ(アーカム?)、それを聞くのはダンテ。アリスの中に巣くった悪魔が彼女の意思とは関係なく膨れ上がり、ついには身体のそこここに徴を表しはじめるくだり

彼女を親がさがすと思うかね? 彼女の親は彼女など見向きもしない。さして美しくもなく 特別強くもなく ただ幼稚なだけの子供 それがアリスだ。 彼女は無力だ。 関心を引きたくてもその方法がない。 彼女はいつでも無抵抗だ。 その力がないばかりに。 気の毒に
(一巻抜粋)」
同じところです
Do you think she will return to her parents? How do you think she came to be here? She left them. She came willingly, to fullfill her desires. She is neither beautiful nor especially strong. yes, she is pure, but that is precious little commodety in the human world. Humans value only beauty, money and power. Only demons still value purity. But like all humans, she trades her purity away. And so she will be remade. She will be given every fleeting quality the wretched human world values. How very sad.
(アリスが両親の元へ帰ると思うかね。彼女をココに至らしめたものは何か。彼女が両親の元から去ったのだ。ココにきたのは彼女の意思。欲望を満たすために。美しくもなく特別強くもない。確かに彼女は純粋だ。だが人の世界にあって、純粋さの価値は微々たるものでしかない。人の見出す価値とは美しさと富と力だ。悪魔はちがう。純粋とは大いなる価値である。しかしアリスも他の人間と同様その純粋さを手放してしまった。ゆえに彼女は再生されることになろう。はかなく一時のものでしかないのに、哀れな人間が価値と呼ぶそれらを与えられよう。気の毒に)


アリスの欲望とはなにか、それはその次からわかるんだけど、美しい女として人々(男)を魅了すること。シンプル。欲しい、欲しいと駄々をこねるのは純粋(こども・・・)。そこに策を弄すれば純粋を売っぱらうことになるってこと。純粋さゆえに悪魔に迎えられていたアリスはそれを売った懲罰として、人間っぽい価値「美」(それは一時のもの)を与えられるわけ。
少女のアリスは大人の姿になり、ダンテに迫ります。ダンテが制すれば制するほど、(一時的な)満足に取りすがるアリスはだんだん醜い悪魔の姿に変わっていきます。そこからはよくわからないけど、ダンテが彼女の魔を吸い取ってやったとしか見えない。そのためにダンテはいっとき姿を悪魔に変えてしまいます。彼の正義感というより、それは嫌悪と憎しみがそうさせたように見える。そのことでダンテは自分の本来の姿に真正面から向き合わなければならないことになった。・・・そう、させられたのかも。

しかしアリスはもとの純粋な欲望の塊にもどり、アーカムの手先として動きます。アーカムならアリスを認めるからです。(2巻)すでにアリスは虜だったのでしょう。

そして渦を巻き始めた運命にダンテは抗えなくなっていくよう・・・