ミントブルーが好きだった。
高校一年生の頃、隣の隣のクラスにいた彼女は、とっても目立つ存在だった。
進学校には珍しいスカートの短さ、みんながルーズソックスの中、一人、ボーダーのソックス。
お洒落で綺麗で、それでいて、近寄りがたい雰囲気、寄せ付けない雰囲気。
一度だけ話したことがある。
彼女は、「覚えてない」って言ってたけど。
まだ、高校に入りたての頃。
木のきしむ音がひどい廊下の上で。
鮮明に覚えている、今でも。
高校三年生、同じクラスになった僕らは、なんでやろう、気が合って。
多くの時間を共に過ごした。
[親友]ってもんがあるのなら、きっとああいう感じ。
二人乗りして帰ったことも懐かしい。
君の家庭の話を聞いたのも、ちょうどその頃。
一度は好きになって。
一度は好きになられて。
(時期が違ったんだ!これが!)
松本と東京に住むようになっても、頻繁に連絡をとりあってたっけ。
返さない手紙を、いつも送ってくれてたっけ。
(新郎新婦あわせて15人位しか呼ばなかった結婚式に、呼んでくれた!)
(しかも式は11月12日!2次会は13日の僕の誕生日を祝ってくれた!)
僕がミントブルーを好きになったのは、彼女がいつもミントブルーをかんでたから。
彼女がくれるガムはいつも、ミントブルーだったから。
今でも好きです、ミント。
歯磨き粉みたいとばかにされようがなんだろうが、夏はミントのアイスクリームを食べるのです。
暑さは、チョコミントのアイスクリームと、これまた馬鹿にされる、梨ジュースで乗り切るのです。
ああ。
週末前なのに、一睡も出来ず。
まだまだ若いから大丈夫と、言い聞かせてみる。
乗り切らなきゃ。