その日 どうしてもお仕事を休めなかったので、数日後 お休みの日に耳鼻科を受診。

聴力検査でこの時点では右耳は健聴。
左耳が60デシベルまで落ちていました。

医師からは 「突発性難聴です 治療をすれば聴力は回復すると思います」と言われ
入院することに。

ステロイド剤の注射、ビタミン剤の点滴、高圧酸素療法を2週間にわたって治療をしましたが 効果はなし。

医師からこれで回復が見込めない場合は 今後 これ以上聴力の回復は難しいと言われました。

その後 ビタミン剤の内服を継続し、様子をみることになり、私は仕事に復帰をしました。


左耳で電話を取ると 水に潜って話してるような感じと言うのでしょうか…
もごもごと声は聞こえるけど、何を言っているのか わからない状況でした。
電話の対応は右耳でしていました。

右耳が健聴だった為 日常生活にも 仕事にも不便に感じることはなく、自分自身も左耳が聞こえていないと言う感覚がありませんでした。

ただ他の人から 左側から声をかけられると 私が知らんぷりをしているので 不思議そうに見ていたと聞かされたことがありました。
でも、自分は聞こえていないから 話しかけられている事すらわかっていないんですよね。

仕事復帰した時には左側の聴力が悪くなった事は 勿論 上司や職場仲間には話してあったので、右側から話して貰うように配慮してくれていました。

復帰はしたものの、聴力の回復が一向になく…
私のお仕事は医療系でして 上司からうちの病院でもう1度治療をしてもらってはどうかと。
実は私は 自分の職場で入院して治療を受けるのは お休みを頂くのが申し訳ないような気持ちにもなるし 気が休まらないような気がして 違う病院に入院をしたのでした。

…と言う訳で自分の職場で受診し、星状神経ブロックという治療をしてみましょうとお話しがありました。
この治療は前回の病院では取り入れられていませんでした。
どういった治療かと言いますと、首の前にある星状神経に局所麻酔薬を注射して 神経の伝達を遮断して 血管が拡張して血流を良くする方法だとか。
なんだか難しく聞こえますが、これで耳の血流を良くして 聞こえを回復させるって事
だそうです。
しっかりと医師からお話も聞いて 仕事の合間に治療をしてもらう事になりました。