週末のヴィクトリアマイルに出走するソダシ(金子真人HD)を考察する。
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ソダシ 2018.3.8 白毛
対象祖先
クロフネの劣性期③+の種付けで母優先、活性値⑦+のTopciderが優先種牡馬、遺伝深度は④+、対象祖先もTopciderとみる。
Topcider 1974.3.15 米産 鹿毛
米国の競走馬で18戦8勝、重賞勝ちはない。詳しい競走内容は解らないが、スピード豊かなダートの短距離馬だったようだ。この程度の成績と言ったら馬に失礼だが、当時、勢いのあったノーザンダンサーの直仔だったことで種牡馬入り出来たのでは?と推察する。
しかし、種牡馬としては成功しており、産駒には、ジョッキークラブ大賞典(伊G1)を勝ち、本邦地方リーディングサイヤーでウィングアローの父アサティス、トウシンブリザード、シンコウウィンディの父デュラブがいる。孫世代ではダートで実績のある産駒が目立つが、代表産駒のアサティスは芝クラシックディスタンス、デュラブは芝短距離、他にも欧州芝でG1馬を複数輩出しているので、芝・ダート兼用の種牡馬と考えていいだろう。
適性
米トラックランナー、芝・ダート兼用、距離は短距離馬だったTopciderの影響が強いため短距離〜マイルがベスト、2000mを超えると厳しくなる。
耐力
ボトムライン活性値は(23/32=72)と充分。輸送、遠征、連戦に耐えうる丈夫でタフな馬。一方、休明け、間隔が開いたレースでは取りこぼしもある。叩き2走目、3走目が良いタイプ。
配合
父・Ne・ノーザンダンサー系
母父・Pa・ミスタープロスペクター系
母母父・Ne0・サンデーサイレンス系
母母母父・Ne・ノーザンダンサー系
母父が異系のシェパード配合、ネアルコは2本、ノーザンダンサーのインブリードクロスが残るが牝馬なのでさほど気にする必要はない。牡馬ならここまでの活躍はなかったかもしれない。
展望
現役時代のダートでの衝撃的な強さから、クロフネ=ダートのイメージがあるが、産駒はダートはイマイチで芝で活躍馬する馬がほとんど。
ソダシは父ではなく母優先、つまり、クロフネ産駒であってクロフネ産駒ではない、ここはポイントだ。さらに、クロフネは牡馬より牝馬の活躍が目立つフィリーサイヤーでもある。
距離はマイルで今回の条件はベストと個人的には思っているが、前走から間隔が開いているのが心配。ここで凡走して人気を落としてくれた次走は馬券的には面白いのだか、果たしてどうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。