この度の熊本地方を震源とする大規模な地震において、犠牲になられた方々に対して、深く深く哀悼の意を表します。
また今もなおご家族・お知り合いの方々の安否が判らない皆さま、避難所生活を送られている皆さまに対しても心よりお見舞いを申し上げます。
被災地の一刻も早い復旧および復興を心よりお祈り申し上げます。
震度7の地震が起きた14日から今日午前8時までに揺れは500回を超えています。
余震の回数も多いですし、まだまだ何が起こるかわかりませんので、くれぐれも注意が必要です。
まずは、地震発生直後から、心配でお声かけ頂いたみなさん、本当にありがとうございます。
本当にありがとうございますm(__)m
ブログが書ける精神状態でなかったことをお許しください。
sana*は、雄大な阿蘇五岳を眺めることができる、自然豊かなカルデラの中で生まれ育ちました。
そこには両親、祖母、親戚が暮しています。
震災でこんなにももどかしく、心苦しい時間を過ごすことになるとは…
阿蘇山が大噴火をしない限り…と思っていました。
熊本県益城町を震源とした14日の震度7の地震で、福岡市内に住む我家も震度3の揺れを感じました。
益城町に隣接する熊本市東区には姉家族が住んでいます。
幸いケガもありませんが、水槽が割れ、家の中は物が散乱し、
ご近所さんの助けもあり、ご近所さんと一緒にテントで野宿をしたそうです。
子どもたちが本当に怖がっていました。
その日は阿蘇の実家も震度5の揺れがありましたが、特に大きな被害もなく一安心したところでした。
一日あけ、16日の未明、姉のこともあり、私は不安で眠れない夜を過ごしていました。
携帯のアラームが鳴るのは一昨日から続いていましたし、鳴るたびに「ドキッ」とするし、ホントに怖い思いです。
そして余震怖いな…ちょっとおさまってくるかな…というころ
熊本でまた震度6強の揺れが発生。福岡も震度5の揺れを感じました。
14日とは揺れも大きいし、福岡で発生した西方沖地震を経験していた主人も不安で仕方ない様子。
ニュースで飛び込んできた情報、震源地は阿蘇。
すぐに母の携帯に連絡を取ると、繋がりました。
交わした会話はわずかなものでした。
私:「大丈夫ね?お父さんは?ばあちゃんは下におるとやろ?
早よう見に行って。一緒におらなんよ。」
母:「怖い怖い。わー、また揺れよる、わー」
ツーツーツー…。
わかってはいましたが、それ以降は連絡がしばらく途絶えました。
とにかく、その後は姉やいとこと連絡を取り合い、
みんな無事で、ケガもありませんでした。
実家は幸い周りは田んぼですし、駐車場も広いので車の中に避難していました。
朝まで強い余震はずっと続きました。
一睡もできず、ニュースを見ると、
益城町、熊本市内では被害が拡大し、
阿蘇では大学の学生たちが閉じ込められている様子が流れている。
余震が小さくなったら、実家の手助けにいこうと思っていましたが、
主要道路が土砂で崩落し、そのわきを通っていた線路ももちろんありません。
大分も被害があり、大分から阿蘇への迂回も難しい。。。
災害写真がありますので、ストレスを感じる方はこれから先、お控えくださいm(__)m
阿蘇カルデラの入り口付近の土砂崩れ↓
ここも元はこんな橋がありました。GoogleMapよりお借りました↓
山を駆け抜けるように阿蘇と熊本を結ぶ電車が走っていました。
お写真お借りました。
日本産大楼門の阿蘇神社の楼門、拝殿も崩壊しました。
他にも熊本県内、甚大な被害が広がっています。
昨日、市内では姉の住むところは水道が復旧しました。
それまでは近くに住む方が地下水を提供してくださっていました。
本当にありがたいです。
熊本市内は阿蘇からくる湧水で地下水が豊富です。
しかし、水道管が破損していますし、市内は人も多いし、渋滞しているし、避難所やご自宅で水不足で大変な思いをされているかたが多くいらっしゃいます。
阿蘇の実家は電気は止まっていますが、すぐそばに医療センターがあるからでしょうか、幸い水は出るようです。
田舎ですので外で七輪を使ってご飯を炊いたりしているようです。
お向かいの病院は電気が使えるようなので、そこで携帯の充電をさせて頂いています。
南阿蘇のいとこの家も無事で、母方の祖母がいる施設は山間部でしたので心配していましたが土砂崩れもなく無事で職員さんたちと一緒にいてほっとしています。
週末、主人と何とも言えない、非常に長く感じる時間を過ごしました。
福岡では自衛隊の車が「災害支援」の横断幕をつけ走っていく。
スーパーでは水は「災害支援のため」と在庫はない。
パックご飯をかごいっぱいに買って、支援にのためにと車を走らせる方。
本当に感謝しています。
幸い、私の家族、親戚などは大きな被害もなく、生きています。
昨日、姉と話しました。
「うちらは、まだ良かほうよ。生きとるけん。
自衛隊には益城、阿蘇ば先にどうにかしてもらいたい。
震度5?怖いけど、もう慣れた。頑張らんとしかたないけん。」
もう慣れた・・・頑張らんとしかたないけん。
その言葉は苦しく、でも強い言葉でした。
昨日はツイやインスタで、#くまモンの頑張れ絵というのが回っていました。
姉は、ありがたいね!と。
sana*も参加させていただきました。
ダンナさん作。絵が苦手なダンナさんも応援↓
今日は家でひとり、ちょっと不安だけど、でも私は元熊本県民!
熊本県民は強かけん、がんばるもんね!
がまだせ!熊本!
※「がまだせ」はとってもとってもガンバレの意味です。
では、また。