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ドルフィンのブログ

日々の雑事や本の紹介をしていきたいと思います

『ふがいない僕は空を見た』2010年7月発売(新潮社)

作品内容
高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。


この作品を二つ目の読書感想にした理由はただたんに、この前放映していた『情熱大陸』で朝井リョウ特集の中で朝井リョウが本屋で同年代デビューと言うのを話しておりその名を聞いた時にふとこの作品を読んでいたなぁということを思い出したからである。
作品としてはとても現代的で若者が巻き込まれそう(巻き込まれるとは多分当人は思わないのであろうが)な現象を通して成長していく物語ではないだろうか。
題材としては面白くタイトルからしても若者の打たれ弱さと流されやすさが混在していて、確かに自分がこんな状況になったら同じようなことをしてしまうのだろうなぁと思いました。
家庭内での教育環境によってはなんでしなければならないのかわからない勉強をすることによって生じるストレスから逃げ出すために安直に性欲に逃げる辺りに男子のリアリティが介在していることもこの小説に自分を同調させやすい点である。
ぜひ、世の男子諸君は読んでみてほしい作品です。

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