地震発生時、夜勤明けでした。夜は、友達と飲みに行く予定でした。
仕事が終わり家に帰ると、お母さんは出かけていました。夜勤明けの私は、こたつで夢の中。目を覚ますと、お母さんの友達が遊びに来ていた。
私が起きたのは、地震発生の10分前。
横になっていると、地響きが聞こえてくる。いつも、揺れる前にわかる私は、「あっ!地震だ」お母さんは、「このわらす、揺れる前にわかるんだっけ」と、みんなで笑っていた。でも、笑いが恐怖へと変わる。横になっていた私は、耳をふさいだまま・・・あまりの揺れと恐怖で、すぐ起きれなかった。地震がおさまり2階へ行くと、足の踏み場がないくらい物が散乱してた。でも、倒れていないテレビを見て安心していた。
お母さんは、外を確認して家に入る。私は、恐怖で頭が真っ白になり、何をしたらいいのか考えられずにいた。お母さんに、「すぐ職場に行きなさい」と言われ、ハッと気づく。それでも、頭は真っ白・・・すぐ帰ってくる頭で、財布、携帯、鍵だけ持った。お母さんに、「上着も着なさい」と言われ、ペットボトルのお茶2本、水1本、味噌パン持たされる。私は、お母さんも連れて行こうと、「お母さんは」と言うと、「みんなと逃げるから、早く行きなさい」と言われる。その言葉に安心し、私は、言われるままに職場に向かった。
あの時、一緒に逃げていたら・・・
周りから、「なんで、一緒に逃げなかったの?」「一緒に逃げたと思った」と言われることが辛かった。だから、周りとも距離を取った。
あの日から、失ってるものは大きい。でも、新しい出会いや、守るものもできた。
まだ、心の時間は止まってるけど・・・ゆっくり動かして行けたらいいな。
お母さんゴメンね。
