と思わず身体の力が抜けたのが
奈良の大神神社、拝殿前の鳥居。
鳥居は、天岩戸神話の中で
天照大御神を天岩戸から誘い出すために
「常世の長鳴鳥(鶏)」を鳴かせようと
鶏の止まり木を置いたことが起源である
という説がある。
止まり木という点から言えば、横木では
なく、注連縄だというのはちょっと違う
かもしれないが、神域と俗域との境界を
示すということから考えれば注連縄でも
全く問題がない。
奈良や滋賀には「道切り」「勧請縄」
「勧請吊り」といって、魔除けや五穀豊穣
子孫繁栄を願って集落の道に注連縄を
張る習慣が残っていたりもするのだ。
鳥居のような構造物は
「魔除け」ということで世界各地にある。
紅箭門(こうせんもん)
トラナ
確かに鳥居に似てはいるが、だからと
いって鳥居が大陸から伝わったのだと
声を大に主張しなければならないほど
複雑な構造物ではないでしょ?
ある一定区域を別の区域と分けて
出入り口を定めようとすれば
世界のどこでも、取りあえず
二本の柱を立てて出入り口を定め
そのうち横木を入れて装飾したり
するようになるもんじゃないですか?
だがしかし。
「注連縄」というのは、現在でも注連縄を
付けられた木や岩を見ると、日本人は
なんとなく「ありがたい」気分になって
手を合わせてしまうという摩訶不思議な
モノなの。
注連縄は藁で作られるから
稲作が広まって米を主食にしてきた
日本人には命の糧の象徴であるかも
しれない。
高天原から高千穂に下った
天孫・邇邇芸能命の名前も
稲穂がにぎにぎしく実る太陽の子
という意味であるのだ。
地鎮祭では竹を立てて四方に
注連縄を張る。
( ̄▽ ̄;)あれ。
鳥居より注連縄に話が傾いてきた?
狭井神社社務所前の三輪山登拝口。
このスタイル、日本人の古い習慣に
密接しているのだと思うのです。