第64回正倉院展2。 | MERKABA~マカバ~

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第64回正倉院展 

展示品を見る前に、むむっと
思ったのはチラシ。

左が私が事前に入手していたもので
右が奈良国立博物館に置いてあったもの。

同じ色でも周囲の色が明るいと中心部分も
明るく見え、周囲が暗いと暗く見える
というのは色遣いの基本。

んー国立博物館のほう、唐草模様入りで
格調高いという気もするが少々暗いよね。

瑠璃坏の角度は全く同じだけれど
金属の脚部分の色は、かたやゴールド
かたやシルバーになってる。

むむむ。

...などと思いつつ、いきなり
瑠璃坏を最前列でみる行列に加わり
30分待ちを申し渡されるのだった。

好きなものは一番先に食べる主義で
ございますので。

第64回正倉院展 

そしてチラシをじっと見る。
国立博物館に置いてあった紫バージョンは
裏もカラーで、展示品記載数も多かった。

琵琶や撥(ばち)は標準的な大きさが
想像できるけれど、ほかのものは
大きさがわからない。

それにしても「紅牙撥鏤撥」なんて
記載があっても何と読めばいいのかさえ
わからないところが面白い。
「こうげばちるのばち」。
早口言葉みたい。

実物は目に鮮やかな紅色で
細工も精密巧妙な芸術品だった。

Twitter上で細かいものが多い
と聞いたが、なるほど、双六の駒。
雑玉双六子(ざつぎょくのすごろくし)。
双六の駒は、ガラス製、琥珀製
水晶製、石製と材質が異なるものが
混ざっているので「雑玉」なのね。

その輝きはガラスというより
半貴石の如しであり
ペリドットのような明るい黄緑
エメラルドのような緑色
水晶は光の塊のように
ライトを浴びて輝いていた。

小さな象牙のサイコロは
数を示す穴も小さいのに
美しい円で配列も完璧。

木画紫檀双六局
(もくがしたんすごろくきょく)は
象牙や色の違う木材を使って
唐草模様の上に花や鳥が
散らされて美しかった~♪

ほんとうに奈良時代のものなのだろうか
と疑わしいほどに輝いていた。

技術を磨き、1つ1つ丁寧に作り上げた
職人の技術に感嘆。

今日まで美しく保存した人々の苦労と
忍耐に感謝。

古えの宮廷生活に思いを寄せることが
できる日本人って素晴らしいなぁ!
と思わずにいられない時間だった。