灯台に向かって海岸線を歩いていくと
こんな岩が。
約1600万年前に噴火した流紋岩。
1辺5cmほどの岩を寄せ集めたかのよう
にもみえる。流出した溶岩が冷却されて
いくときに割れたもの。
トカゲのウロコのように見える(ーー;)
写真では白っぽく映って、燃えた炭にも
似ているけれど、肉眼で見ると黒く光って
ヌメっとしているようでもあり、不気味。
ヤマタノオロチの背中(ーー;)
...なぁ~んて思いつつ歩いていくと
見えてくる出雲日御碕灯台。
...青空が背景ではないのが無念。
平成10年には、国際航路標識協会が
まとめた「世界各国の歴史的に特に
重要な灯台百選」の1つに選ばれている。
明治32年に島根の浜田、鳥取の境の港が
開港場に指定され外国貿易が盛んになり
大型の沿岸灯台の必要性が高まった。
3年の工期を経て明治36年に完成。
島根の八束郡森山から硬質の石材を
切り出し、境港から海路運搬、宇龍港に
陸揚げして灯台用材とした。
明治時代には、リチャード・ヘンリー・
ブラントンというイギリス人技師が
日本各地で26もの灯台の建設に携わり
日本灯台の父と呼ばれている。
明治10年には外国人技師は全て帰国
していたので、日御碕灯台の設計施工は
日本人だけで行った。
高さ43.65mの白く美しい灯台。
中に入って見学もできる。大人200円。
...ただ、狭い。らせん階段も小さくて
昇り始めたら昇り切らないとならない。
この辺りは海面から切り立った崖の上
なので、波が崖に当たる音はどこか
くぐもって聞こえている。海からの風は
心地よくても、波の音は足元の辺りで
固まりになっているかのように。
らせん階段を昇り切って、小さな出口
から外に出ると、波の音がハッキリと
聞こえてくる。風に揺られるのか、波の
力で揺られるのか、少し揺れるように
感じるけれど、この灯台は耐震性を
持たせるように揺れる構造になっている
とのこと。
周辺には他に高さのある建物はないし
展望スペースはさほど広くはないので
目の前に広がる景色を独り占めして
いるかのような気分が味わえる。
...というか、一人だったので
本当に独り占めしていたわけだけど。