はじめての狂言から野村萬斎へ(2) | MERKABA~マカバ~

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ヘクサグラムからマカバになるっていいことだよね?

(続き)それから月日は流れて


1986年か87年(←ネット検索してみてもどうもわからない)


パルコのCMに、まだ幼さが残る若者がトンボ柄を背負って


軽く舞った後に高笑いしてた。これが若き日の野村萬斎。



あぁ、こういう伝統芸能っていいよね。


若くても続けている人たちはいるんだよねえ!


この人、歌舞伎なのかな狂言なのかな?(←サッパリわかってなかった)



...



それから、また月日は流れ


1994年、野村萬斎襲名という記事を見つけて


あ、これは、あのパルコの人じゃないか!!


それから狂言観劇が始まったのだった。



随分、月日が流れてしまって腰が重かったのか


それでも忘れなかったのはなんなんだ?


高校時代は伝統芸能より


若気の至りのへヴィメタに夢中だったし


恋愛や仕事、結婚でドタバタしてる時期もあったし


なかなか自分の内側にある日本人魂を


感じている暇がなかったのかもしれないねぇ。



ま、でも、このときは一度見て満足したし


本人がイギリスに留学してしまったりして


そうだね、伝統芸能といえども


新しいことを取り入れないと


先細りになってしまうよねぇ、なんて思ってた。



また、少し月日が流れ


1997年NHKの朝の連ドラに出演すると聞いて


んーそれはどぉーかなーで見てない。


いきなりTVドラマってなにそれ?と思ったのだ。



バクッと火がついたのが


2001年の「まちがいの狂言」に映画「陰陽師」。

野村萬斎 世田谷パブリックシアター芸術監督就任記念公演「まちがいの狂言」 [DVD]/野村萬斎
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シェイクスピアの『まちがいの喜劇』を


シェイクスピア研究家の故・高橋康也氏により


舞台を室町時代の瀬戸内海に置き換えた作品。


幼いころに生き別れてしまった双子の兄弟を


取り違えてしまうところが、ややこしや。


陰陽師 [DVD]/野村萬斎,伊藤英明,今井絵理子
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映画は野村萬斎襲名前に、黒澤明監督の「乱」に出演してるが


雰囲気は良かったけど顔がハッキリ映るわけでもない作品で


品の良さ?所作の美しさ?そのあたりのみ。


それとは比較にならない主演ですから!!


慌てて夢枕獏の原作を読んで映画館に飛び込んだ。



小説を映画化する場合、大抵いろんなものがポロポロ抜け落ちて


映画見なきゃよかった...と思わされることも多いけど


もうこれはビックリマークとにかく!!


萬斎さんさえ映ってれば、それでよしグッド!


...みたいな、ミーハー気分になった私。



のちに「海猿」で大人気になってしまう伊藤英明なんぞは


役柄も相まって、なんて間抜けヅラなんだろーと思ってた。



衣装デザインがファイナルファンタジーで有名な


天野喜孝さんだってあたりも見逃せないところ。



次のセリフがわかるほどに何度も見てます。


「陰陽師Ⅱ」も見てます。



1、2と続けば、普通は3も...なんだけど


3本目製作の話は聞こえてきませんねぇ、残念。



若い若いと思っていても野村萬斎さんも45歳。


重要無形文化財総合指定者で


お父さん、野村万作さんは人間国宝の指定を受けたから


やはり人間国宝になっていただきたく思っております。



野村萬斎、TVや映画なんかに出てないで


しっかり伝統的な古典をやればいいのに


という友人もいるけれど


確かに「伝統」の「伝」の字は「伝える」で


昔から伝え続けてきたことを守らなければいけないが


「統」の字は「統べる」なんだから


現代のテイストも合わせて古いけれど新しい狂言。


↑無茶いってる?


あと10年くらい、そう一人息子の裕基くんが


大学卒業するお年頃になるので


狂言にまた新たな風を吹き込むかも。


↓裕基くんの泣ける初舞台も収録されてる

狂言師 野村万作・萬斎 DVD-BOX/野村萬斎
¥9,870
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それまでは、なにやってもいいので


↑...って私の許可はいらないが


素晴らしい舞台姿をこれからも拝見したい。



それにしても「のぼうの城」の公開延期にはがっかりだ。


↓「のぼうの城」オフィシャルサイト

http://nobou-movie.jp/index.html