NHKのハイビジョン特集では、いくつかチベットの番組があって
再放送であっても放映されるたびに見ているσ(⌒⌒)
今日は、一番のお気に入り「チベット 天空の湖」が放映された。
たぶん今までに、3回は放映されているはず...
ラサの南方300キロにある標高5008mの地に
琵琶湖の半分ほど、295平方kmの湖「プマユムツォ」がある。
「プマ」=「飛んできた」、「ユム」=「トルコ石」、「ツォ」=「湖」で
飛んできたトルコ石の湖という意味になるのだろうか。
チベット仏教の開祖とも言われ
ブータンでは雌の虎の背中にまたがり、空を飛び山々を越えて
チベットからやってきたという伝説が残されているグル・リンポチェが
このプマユムツォの悪霊を鎮め守護神に変えたと伝えられていて
聖地として、チベット仏教の巡礼地の1つに数えられる湖だそうだ。
そうかといって、湖のほとりに巨大な寺院があったりするわけではない。
1960年代後半から1970年代前半の中国での文化大革命の時期に
寺院は破壊されたそうで、近辺の住民が少しずつ手直ししている
小さなお寺があるのみ。
そのお寺も、そうだと言われなければ気がつかないような
ほんとに小さくて素朴な祠のようなもの。
番組では、この湖の周りで、放牧されている羊を守る男性と
湖に潜っての生態調査の2本立てとなっている。
標高5000mの湖に6m潜ったときの気圧の変化は
地上で標高5000m移動するときと同程度だそうで
ダイバーの息遣いも苦しげ...
他の地域では見られなくなった水草や
皮膚呼吸のためにウロコを失ったコイが
青い湖の底で、静かに生きている。
σ(⌒⌒)は2004年5月に、チベットに行って
標高4500mの峠を越えて、名前は忘れてしまったが湖を見に行った。
4500mの場所ではσ(⌒⌒)には、ゆっくりゆっくり歩くくらいが限界。
乾燥が激しいチベットでは、湖の近く、ほんとうに僅かな土地にしか草が生えない。
草が生える範囲には、小さく丸い羊のフンが沢山落ちていた。
ガイドは、水が少なくて、湖が小さくなっている。もっと大きかった。
と話してくれて、温暖化の影響はチベットにもあるのだなと思っていたのだが
このプマユムツォでは、もっと深刻な問題となっている。
冬の氷が張る時期に、湖の中州にある島に羊を連れていき
そこで枯れ草を食べさせないと、羊が飢えて死んでしまうというのだ。
標高5000mの地に、オオカミなどの外敵はいない。
けれども、有り余るほどの草があるわけではなく、湖の中州の枯れ草が頼りなのだ。
冬の明け方、氷が厚く張った場所を選びながら、羊が滑らないように灰をまいた道を
中州まで作り、羊を中州に導いていく。
何人もの村人が見守り、妊娠中でお腹の大きい羊や
何回も足を滑らせる羊を抱いたりおぶったりしながら中州に連れていく。
番組の最後のほうで、羊飼いの男性が
望むことは、湖に厚い氷が張ること。
私たちは豊かではないけれど、貧しくもない。
今までの生活がこれからも続いていけば、それが幸せだ。
と語る。
今までに3回は見ていて、今日は少なくとも4回目であるはずだけど
何を言うのかも覚えているのだけど
何故か、毎回、この語りのシーンで涙が出るσ(⌒⌒)
いろいろとスキャンダルはあったが
こういう番組は、やはりNHKでないと無理よねぇ。