今回は【正の弱化】についてお話します。
怒られた結果学ぶのは、その問題行動を減らす事のメリットではなく、その罰を回避する為の方法です。
「正=ある刺激を与える事」
「弱化=行動が減少する」
という意味になります。
わかりやすく言えば、罰を使用して行動を減少させる事ですね。
例えば犬が吠えている場合
① 吠える(行動)
② 叩く・怒鳴る(刺激を与える)
③ 吠えなくなる(行動が減少する)
逆に飼い主の立場から考えてみると
① 叩く・怒鳴る(行動)
② 犬が吠えなくなる(与えられていた嫌子が除去される)
③ 犬が吠えると毎回叩く・怒鳴る(強化)
これは【負の強化】の学習パターンの為、飼い主は叩いたり、怒鳴る行動がその後も繰り返される訳です。
しかし、犬の立場ではどうでしょうか?
一時的には鳴き止むかもしれませんが、また吠える可能性の方が大きいです。
それは、以前にもお話しましたが、罰には効果がない理由があるからです。
子供が隠れて悪さをするのはこの為ですね。
そして、罰を頻繁に与えられていると、その罰に慣れてしまいます。
その結果、罰の効果がなくなってくれば、飼い主や親は罰をどんどんエスカレートさせてしまうのです。
そうなってしまうとペットや子供は、飼い主や親に対して不信感や反発心を持ってしまう可能性があります。
その為、【正の弱化】の学習パターンは、あまり利用しない方が良いと考えられます。
怒るよりも褒めた方が、言う方も言われる方も、気分がいいですよね。