二回目の夜がらす忌も、14日に無事に開催されました。
写真も紹介したいところだが、デジカメで撮ったので、どういう手順だったか、しばし忘れるー。
お墓参りから、参加したいという方が多かった。
関東からは読者のKさん、川崎さんのカルチャーでの教え子だったIさん。トークの講師をお願いした日野範之さん。その他の面々で、三回忌ということになるのか、極楽寺の住職さんにお経をあげていただいた。
午後からのトークには茨城市の読者のMさん、
風邪が竹藪をそよがせて、雨上がりの気持ちのよい空気のなか、川崎さんを偲んだ。
そこから歩いて20分くらいの郡山城ホールで、午後からの勉強会。
方向音痴で、土地勘のない私には、場所と場所がどうつながっているのかわからずー。
大ざっぱな時間設定でご迷惑をかけたかもしれない。
日野さんとは面識がなかったけれど、大阪文学学校の川崎さんのご縁で、、薄謝なのに講師を受けていただいた。突然のお願いに即答していただいた。
「まるい世界」と「夏、フォークロア」を一対の作品としての見解が示された。
「夜がらすの記」についても
ー精神の自由を求めて清貧を選ぶ貧乏話のようだが、現代批評になっているーと語った。
その後、「夜がらすの記」から抜粋した文章を数人で朗読。
これは、まとまった批評などができない我々が、一計を案じたものであるが、それぞれ読み手の個性が出て、
また改めて読み返すことにもなり、なかなか良かったと思う。
ふと思ったことー。読んだのは物書きーあるいは元物書きたちだが、十分に表現しているということである。
現在は陶芸家になっている女史、元演劇青年、楽器や絵を志した人、それぞれに十分に小説世界を表現しようとしていることが伝わる朗読であった。
会がはねた後は、恒例の郡山城跡でのお花見となった。
郡山で集まるというと、条件反射として「お酒、酒宴」となるのか。
トークのときからうずうずしていた方もいたようだ。
不思議なことに、今年もまた晴れたのである。
前日からの雨が午前中は残っていて、結構しぶとい降りであったがー。
会の終わる30分くらい前には、パアーっと窓の外が明るくなったのである。
日野さんのご指摘のとおり、我々不詳の弟子たちも、もう少し川崎さんの作品と向き合わなければ
と反省している。
遠くから、初めて参加していただいた方々、本当にありがとうございました。
また来年も、お会いしましょう。