特定支出控除の申告をするには、明細書を作らなければいけません。
特定支出控除の場合、この明細書に「支出の内訳」という更に細かい入力項目がある表がついています。帰宅旅費を申告する場合、ここには、支払先ごと(要するに地下鉄とか、JRとか、航空会社とか、違う交通手段を使うごとに1行を使います)に申告する全支出を網羅的に記入しなければいけません。
東京に家族を残して福岡に単身赴任している私の場合、帰宅の片道あたり、福岡で空港まで移動する地下鉄、福岡東京間の飛行機、羽田空港から自宅までの鉄道(2社を経由するので2枠)と4枠の記入が必要で、例えば月に2回、年24往復する場合、192行になります。
明細書の様式自体は国税庁のウェブサイトから入手できるのですが、この様式はpdfファイルであり、直接数値を入力することができません。しかし、似たようなことを192行も手書きで記載するのは、それ自体結構な手間です。しかも、電車と違って飛行機の運賃は日によって違うので、毎回違う運賃を足し上げていかなければいけませんし、東京側の交通機関は時間帯によって鉄道だったりバスだったりとこれまた一定しません。なので、決まった金額に帰宅回数を乗じて総額を出すといったこともできません。これを手計算でミスなくやるのは大変です。
所定の書式にぴったり収まるように印刷できる神エクセルを作るということもできなくはありませんが、そのためには結構な回数、印刷を試行錯誤しなければいけませんその試行錯誤は、あまり生産的な作業ではないというか、端的にいって紙の無駄です。
これが医療費控除だと、国税庁のウェブサイトにエクセル形式の様式が置いてあります。ということは、特定支出控除の明細書も実はどこかにエクセルの様式があって、私の探し方が悪いだけかもしれないと思い、念のため税務局の相談窓口に電話をして確認してみることにしました。電話で確認した結果、残念ながら、国税庁がウェブで公開している特定支出控除の明細書の書式は、pdfのものしかないということでした。このあたりが、マイナーな制度の悲哀です。
そこで、様式と同じ幅で同じ行数の表を自分でエクセルで作って確定申告書に添付することは可能なのか質問したところ、こちらはとてもあっさり、全く問題ないという回答でした。要するに項目が網羅されていればよく、国税庁ウェブサイトの書式は参考例だというのです。ということで、同じ入力項目を網羅した明細表をエクセルで作り、そこに必要事項を入力していくことにしました。
これできちんと確定申告ができて還付が受けられたら、このブログで報告したいと思います。駄目だったら・・・そのときは泣きながらエクセルの表を手書きで様式に書き写すことにします。
この記事は税に関する内容を扱っていますが、内容は無保証です。紹介している制度や具体的な控除額などは改正されることがあります。当ブログの情報により判断を誤ったとしても筆者は責任を負えませんので、予めご了承ください。