シオリのブログ

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その人が亡くなって1年半が経とうとしています。
私は子供のために生きているんだ、子供が独り立ちしたら、いつ死んでも構わないと思っていました。
大切な人が先に行っていると、死ぬことは怖くなくなります。
生きている意味が、なくなったままでした。

夏頃、夢にその人が出てきてくれました。
私がかけた電話に、名前を名乗って出てくれました。
やっと声が出せるようになった、って。
四十九日までは、姿も見えて声も聞けたのに、四十九日が明けてからは、後ろ姿とか、気配だけで、声はおろか顔も見られなかったんです。

私はその人の写真を持っていません。
亡くなる数ヶ月前に、いつまでも持っててはいけない、と処分してしまいました。

亡くなってから、反芻するその人の顔。
すぐに思い出せない時、哀しくて堪らない。
薄れていく記憶。増えない記憶。
それは、再会の時のために神様に仕組まれた事なのかもしれない、とある方の言葉に辿り着き、落ち着く事ができました。

夢でその人の声を聞いてからは、いつも側にいてくれている、と強く確信しています。
その人を思い出すたび、辛くて堪らなかったけど、それからは傍らにいるように、話しかけるようになりました。

それからしばらくして、運命が動き出しました。