どうしてピアノを始めたのか

そんなものは

はっきり覚えてない

多分、単純に

弾く事が楽しかった

ただそれだけだと思う

でもいつしか

ピアノを弾く事への

苦しさや辛さが分かるようになって

ピアノを見る事さえも嫌になる事が

幾度となくあった

それでも

私は今までピアノをやめなかった

どうしてピアノを始めたかと聞かれれば

その答は曖昧にしか答える事は出来ないけど

どうしてピアノをやめないのかと聞かれれば

その答ははっきりと答える事が出来る

私がなりたい自分は

必ずピアノを弾いているから

今までやめるタイミングならたくさんあった

けど、私にやめるという選択肢はなかった

目指す自分

なりたい自分に

ピアノは必要不可欠なもの

だからこそ

上手く弾けない自分に腹がたつし

嫌いにもなる

ただ、上手く弾けたその一瞬が

嬉しくてたまらないし

好きでたまらない

その一瞬のためだけに

時間も、労力も費やして

ここまで頑張ってきたんだよ

今日は、自分の弾きたいように弾く

その曲を作ったショパンには悪いけど

自分の解釈で弾かせてもらう

多分、言いたかった事とは

ちょっと違うと思うけど

私なりの大洋を

みんなに聞いてもらう

自分らしく

自分の指で

自分が好きな曲を

自分の弾きたかった音で

全力で頑張る

あの一瞬を求めて