夫ゴンさんと出会った頃を振り返って書いています。
ゴルフの打ちっ放しに行く日、ゴンさんは車で迎えに来てくれました。
車から降りたゴンさんを一目見るなり、
「ゴンさん……着てるもの似合わな過ぎ」
失礼ながらそう思った私。
ゴンさんはどちらかといえば大人しい(表現が難しい
)顔立ち。
でも着ていたのはイタリアンカラーの3色トレーナー。少しヨレヨレの。
結婚してから分かったのですが、ゴンさんはバブル経験者なので、バブル時代ブランドの服をたくさん買ったそうです。
そして物持ちが良いのと、あまり洋服にこだわらない人なのでその頃買ったものが今でもクローゼットにたくさん残ってます
3色トレーナーもやはりブランド品でした。
車で近くの打ちっ放し場に行き、さっそく練習開始。
久々だった私は、ボールではなく床面連続殴打
ゴンさん何も言わずそっと見守る感じ。
そのうちやっとボールが飛び始め、楽しくなってきました。
ゴンさんはと言えば、あら、上手い
教えて欲しいなぁと思っていたのですが、ゴンさんはあまり口出しせず、最後まで見守る感じでした。
そしてこの日が私とゴンさんのゴルフに関わる最初で最後の日となりました。
結婚してから何度かゴルフに行きたいと頼んだことがあります。
実はゴンさん、大学ではゴルフサークルに入ってたそうで、かなりゴルフにのめり込んでいたのだとか。就職してからも仕事で行ったり、そこそこ出来る人なのでした
でも私の頼みにはニコニコするだけで応えてくれません。
ちょっと腹が立って「何で連れてってくれないのよー。私が下手だからー
」と聞いたことがあります。
するとゴンさん困った顔で「うん」と。
「えー、私が下手過ぎるからー」
あの最初で最後となったゴルフの打ちっ放しの時、優しく見守ってくれているのだと思っていたけど、ただ単に私の下手さ加減に絶望していたのねーーー。
それ以来ゴルフがしたいと言うのは辞めました。
3度目のデートを終え、車に戻った私達。
そこでゴンさんから思いがけない告白がありました。