シルバーウィークの旅、3日目。
静かな高原の朝。
窓から差し込む朝日と、鳥たちの鳴き声で目を覚ましました。
よほど熟睡していたのか、頭がとてもすっきりしています。
光がいっぱいにあふれるダイニングルームで朝食をとり、熱いコーヒーを楽しんだら…
スニーカーを履き、外へ出ました。
軽井沢の朝は、テニスが定番。
清々しい空気の中、ラケットを振れば気分爽快です。
鳥たちの声に交じって、コートにわたしたちの笑い声が響きわたります。
時折、こつん、こつんと、どんぐりがコートに落ちてくるのもまた一興。
すっかり日が高くなるまで、コートを走りまわっていました。
心地よい汗が額ににじみます。
コートを後にして、身支度を整えたら…
車で出発です。
ドライブの相棒、らくだの「らくぼん」。
森の中を通れば、木漏れ日がらくぼんをまだら模様に照らします。
目的地は、「万平ホテル」。
明治27年創業の老舗ホテル。
日本の西洋式ホテルの草分けとして、ジョン・レノンなどをはじめ、世界中のVIPを迎えてきたそうです。
ランチはこちらでいただきます。
予約の時間までは、この辺りをのんびり散策することにしました。
ホテルからまっすぐにのびる「万平通り」。
もみじやモミの木が並び、木漏れ日がゆれる、とても美しい通りです。
せせらぎの音に目を向ければ…
驚くほどきれいな小川が流れていました。
清涼な空気をいっぱいに吸い込めば、体の芯から森のエネルギーが満ちていくようです。
のんびりと歩を進めるわたしたちの頭上では、鳥たちのさえずりが聞こえます。
心地よい散策を終えたわたしたちは、正午きっかりにホテルのメインダイニングを訪れました。
格調高いホールを抜け、通されたのは、美しい庭園が見渡せる窓際の席。
静けさの中、ゆるやかなクラシック音楽が流れています。
ため息が出るほど、素敵なダイニングです。
季節のものをいただきたくて、「爽秋ランチ」コースを注文しました。
「信州サーモンのマリネとそば粉のクレープ巻き サラダを添えて」。
口へ運べば、そば粉の香りがふわり。
ゆたかなバルサミコの味わいが、サーモンと好相性でした。
さつまいものクリームスープ。
なめらかな舌触りと濃厚な味わいがたまりません。
ホテルのロゴが入った大倉陶園のカップが、とてもエレガントです。
「牛フィレ肉のポワレ 赤ワインソース/きのこのソテー ガーリック風味とともに」。
鼻に抜けるお肉の香りに、まず やられました。
噛みしめるほどに旨みが溢れ出し、この上なく幸せな気分です。
「洋梨入り 栗のババロアとチョコレートアイスクリーム、アプリコットソース」。
やさしい栗の味わいが絶妙なババロア。
濃厚なチョコレートアイスも絶品です。
優雅な空間でいただく珈琲は、なおさら美味しく感じます。
窓の外には、美しい庭園。
秋風にゆれる草花には、蝶々や赤とんぼがかわるがわる訪れては去ってゆきます。
至福のため息。
ゆったりと過ごす、素晴らしい午後のひと時となりました。
ふわふわと幸せな気持ちでダイニングを出たわたしたち。
のんびりと歩いて、旧軽井沢銀座へ向かいました。
楽しいお店が立ち並ぶ通りは、連休最終日の午後でも、まだまだたくさんの人々で賑わっています。
マンホールにも風情があります。
瓶詰めのジャムやクラフトビール…
ここではたくさんのお買い物をしました。
最後に立ち寄ったのは、老舗のコーヒー店の2階にあるカフェです。
名物のモカソフトクリームがのった珈琲ゼリー。
ビターで大人の味わいです。
バルコニーにしつらえられた席には心地よい風が吹き抜け、通りを歩く人々の様子がよく見えます。
美味しいスイーツに舌鼓を打ちながら、旅を振り返るわたしたち。
今回も、たくさんの素敵なものに出会い、美味しいものをいただくことができました。
楽しい旅も、そろそろおしまいです。
夕闇がせまる中、車まで、素敵な景色の中を歩いて…
さようなら、軽井沢。
さようなら、楽しかった2015年シルバーウィーク。
楽しい思い出がまた増えました。













