昨日、香りのお話をしたので、もう少し…
身につけておく「香水」の匂いも好きですが、クローゼットやチェストに忍ばせた石鹸などが、開けるたびにふわりと香る瞬間も大好きです。
それから、もうひとつ。
本棚にも、ガラス扉を開けるたびに香る仕掛けをしてあります。
装飾も兼ねて、本棚に置いているのが…
練り香水。
ドバイでたくさん買い揃えたものです。
キラキラと、宝物のようにきれいで、とってもいい香り。
愛しくてたまらないものたちです。
煌びやかなビジューが美しいものから…
精巧な装飾が見事な、貝殻形のもの。
ため息が出るほど、絢爛なもの…
ただ、この一つだけは、購入しようとしたとき、お店の方に釘を刺されました。
「これはアラブ特有の香りだから、アラブ以外の人には受け入れにくいかもしれないよ」
確かに、いわゆる「香水のいい香り」とは違うけれど…
はるか遠くの「異文化の香り」は、今では宝物になっています。
ミツロウなどで出来た「練り香水」は、やさしく、いつまでも香ります。
本棚のガラス扉を開け、ふんわり、異国情緒あふれる香りに包まれる瞬間は、至福のときでもあります。
読み終えた本の余韻に浸りながら。
また、次は何を読もうかとわくわくしながら…
この「異国情緒」の香りは、物語の世界への出入り口にぴったりの気がします。



