きた!きた!きました!!
ミュージカル「ジキル&ハイド」!!
日本版、再演が決まったのですね。
大好きな、大好きな、「ジキル&ハイド」。
うれしくて、本当に今、ドキドキしています。
無類のミュージカル好きのわたしです。
ニューヨークにいたころ、足しげく通ったブロードウェイが、わたしにミュージカルの素晴らしさを教えてくれました。
ブロードウェイでは十数作品を観ましたが、一番好きだったのが「ジキル&ハイド」でした。
「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」「シカゴ」「ライオンキング」「キャッツ」などの名作をおさえての栄冠です!
あれから月日を重ね、数多くの素晴らしい作品に出会うことができましたが…
やはり「好きなミュージカルNo.1」と言えるのは、「ジキル&ハイド」のままなのです。
当時の主演は、セバスチャン・バック。
ヘヴィメタルバンド「Skid Row」の元ボーカリストでした。
長身の、堂々たる体躯。
ブロンドの長い髪に、端正な顔立ち。
素晴らしい見目麗しさでしたが、彼の魅力はそればかりではありません。
「狂気」。
ジキル博士のときは、とても理性的な紳士です。
ところが、ひとたびハイドに変化すると…圧倒的な狂気を爆発させるのです。
長い髪を振り乱し、ギラギラ光る眼、背を丸め、指先にまで狂気が宿り…
そして、その声!
狂気に満ちた咆哮が、こちらの理性までぶち壊します。
ああ、愛しいハイド…セバスチャン!!
本職のミュージカル俳優なら、もっと「上手く」歌えるでしょう。
でも、ここまで激しく、破滅的なオーラは絶対に出せない。
とりわけ圧巻なのが、「The Confrontation」という曲。
クライマックス、ひとつの体の中で、「ジキル」と「ハイド」がころころと入れ替わり、極限のせめぎ合いを見せるシーンです。
片面で「ジキル」が必死に理性を保とうとするも、一瞬でころりと変わって、片面で猛り狂う「ハイド」が吼える。
「ジキル」がそれを抑えようとするも、「ハイド」の狂気がまたそれを遮る…
セバスチャン・バックが演じるこのシーンは、圧巻の一言でした。
わたしの宝物。
ブロードウェイ版「ジキル&ハイド」、パンフレットとサウンドトラックCDです。
CDは、もう何百回、聴き続けてきたか分かりません。
珠玉の名曲がずらりと揃った一枚です。
こんなに素晴らしいミュージカルがあると、ぜひ多くの人に知ってもらいたい。
そのためには映画化か…
でもやっぱり、「The Confrontation」の一人二役は、舞台で見てこその素晴らしさだし…
と、いつも勝手に悩むわたしでした。
何度も通ったプリマス劇場。
レント中毒者は「レントヘッド」、ヘドウィグ中毒者が「ヘドヘッド」ならば、ジキル&ハイドは…?
そんな、愛して、愛してやまない作品が、再び日本でも見られる―――
うれしくて、頬が緩みっぱなしです。
主演の石丸幹二さんは、どんな善悪の顔を見せてくれるでしょうか。
Evil has never looked this good !
楽しみで、楽しみで、今すぐ来年へ飛んで行きたい気分です!


