靖国神社、千鳥ヶ淵へ行ってきました。
満開の桜に彩られた、靖国の鳥居。
強い風にあおられて、日の丸が勢いよくはためいています。
菊花紋章の門をくぐれば、厳かな空気にぴんと背筋が伸びる思いです。
想いを込め、合掌―――
今年も、ここに来られてよかったと思います。
桜の美しさが、切なさを伴って胸に迫ります。
どうか、英霊たちの魂に寄り添って、これからも末永く咲いてくれますように。
再び、威風堂々たる菊紋の扉をくぐれば――
空気は一転、屋台が立ち並ぶ、縁日のようなにぎやかさです。
何を食べようかなぁと迷うのも楽しいもの。
結局、美味しそうな匂いに惹かれて、ケバブにしてみました。
まじまじと見られているなぁと思ったら、「アナタ、ナンバーワン、キレイ」というリップサービスが付いてきました。
千鳥ヶ淵は、満開の桜でいっぱいでした。
強風のため、ボートの貸し出しは中止されているようです。
色とりどりのボートが浮かぶのどかな風景が、意外と好きだったことに気づきました。
目の前に、ぽとりと桜の花房が落ちてきました。
勿体ない…まだとても綺麗なのに。
満開の桜のトンネルをずっと進んで―――
もうひとつの目的地にたどり着きました。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑。
第二次世界大戦の戦没者の遺骨のうち、遺族に渡せなかった35万柱あまりが眠っている場所です。
千鳥ヶ淵へ来たら、ここへもお参りしなければ。
菊の花を手向け、静かに手を合わせました。
ざあっと強い風が吹くたびに、花びらが舞い上がります。
儚くも美しい最後です。
陽は西へ傾き、桜の上にうっすらと月が姿を見せました。
絵画のような美しい光景に、しばし見蕩れていました。
「をみなにて 又も来む世ぞ 生まれまし 花もなつかし 月もなつかし」








