先日、手に入れた食器を初おろし。
クリムトの「接吻」カップで、コーヒータイムを楽しみました。
大好きな絵が描かれたカップは、いつものコーヒーを何倍も美味しく感じさせてくれます。
今日、2月6日は、クリムトの命日です。
世紀末ウィーンの偉才に最大の敬意を。
今日は、クリムト愛にどっぷり浸る日にしたいと思います。
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ウィーンのベルヴェデーレ宮殿で目にした、本物の「接吻」の美しさが忘れられません。
匂い立つ官能。
足元は断崖。
象徴するのは愛の終焉か…死か…それとも…
この絵との出会いで、わたしたちのウィーンでの過ごし方は変わりました。
美術館めぐりに教会めぐり、オペラ鑑賞にディナー…
たくさんの予定の合間をぬって奔走し、クリムトの絵が描かれたアイテムを収集したのです。
厳選に厳選を重ね、手に入れたのは、以下のような美しい実用品たちです。
「ユディトⅠ」が描かれた香水。
官能的、かつ気品ある香りは、まさにクリムトの作風を象徴しているようです。
わたしの香水コレクションの中でも、特にお気に入りのもの。
少量ずつ慈しみながら使ってきましたが、残りはわずかとなってしまいました。
「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」「接吻」が描かれたキャンドルグラス。
中のキャンドルに灯をともせば、炎の神秘的な揺らめきが、描かれた女性たちの表情を様々に変えて見せてくれます。
きらめく色彩が美しいカレンダー。
月ごとに、様々なクリムトの絵画を楽しむことができます。
こちらは「水蛇Ⅰ」。
恍惚の表情を浮かべる女性に水蛇が絡みつくという、蠱惑的な構図です。
購入から数年を経て、カレンダーとしての機能はなくなりましたが、いつまでも飾っておきたい美麗品です。
使い勝手がよさそうだったので、何枚か購入。
日常的に愛用しています。
おもしろいことに、このバッグを持って歩いていると、しばしば声を掛けられます。
「わたしもその絵、好きなんですよ」と。
思わぬ出会いを呼んでくれる、お出かけ時のマストアイテムです。
衣装部屋の片隅で、静かに時を止めていました…
クリムト命日、新たに時を刻み始めてもらいましょう。
「接吻」が描かれた眼鏡クロス。
自宅では眼鏡を使用しているわたしたち。
このクロスには、毎日お世話になっています。
コーヒーの密閉缶。
片側には「ストックレー・フリーズ=期待」、もう片側には「接吻」が描かれています。
美しさも機能も抜群。
中身のコーヒーを入れ替えながら、ずっと愛用しています。
「接吻」をかたどった、焼き物のマグネット。
金色の部分がきらきらと輝いて、とっても綺麗なものです。
これらのほとんどは、日常的に愛用しているものばかりです。
ただ一つ、割れるのが怖くて使っていなかった、例のマグカップを合わせれば…
わたしたちがウィーンで手に入れた、クリムト・コレクションのすべてです。
日常を、本当に好きな物たちで彩る…
そうすれば、何もない一日でも「特別」になる気がします。
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こちらは、ウィーンで宿泊していたホテルのお部屋です。
壁面いっぱいに描かれた、「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」。
クリムト愛に満ちたお部屋で、存分にクリムト愛を育ませてもらいました。
ハプスブルグ家の栄華の残り香と、美しいクラシック音楽と…
そして、没後100年近くを経ても愛され続ける一人の画家を追いかけた、素敵な夏の旅でした。










