今夜はひとり。
ツチくんが全国各地へ出張するたびにお菓子を買ってきてくれるおかげで、うちにはお菓子がたくさんあります。
(うまくお菓子で操られている気がします。)
今のお気に入りは、北海道の「ロイズフルーツバーチョコレート」、
それから広島の「はっさくジュレチョコレート」。
デカフェのコーヒーを入れて、チョコレートの口どけを楽しみながら、好きな本をまためくっています。
「妹背山婦女庭訓」
(いもせやまおんなていきん)
大人のための、歌舞伎の絵本です。
画家の岡田嘉夫さんによる絵は繊細かつ艶やかで、それはそれは美しいものです。
作家の橋本治さんによる文章はとてもわかりやすく、物語にいきいきとした躍動感を与えています。
すべてのページが美しく、すべてのページに感嘆のため息…
画集として見てもすばらしいクオリティです。
この「歌舞伎絵巻」シリーズ、5巻が刊行されています。
仮名手本忠臣蔵、義経千本桜、菅原伝授手習鑑、国姓爺合戦、そしてこの妹背山婦女庭訓。
わたしは、この妹背山女庭訓がいちばん好きでした。
陰謀あり、魔的な能力あり、立ち回りあり、悲恋あり、三角関係あり、親子愛あり…
涙あり、笑いありの、てんこもりのエンターテイメントです。
歌舞伎の面白さをあらためて味わうことのできる作品だと思います。
この本に出会えてよかった…心からそう思える逸品です。
