D. madagascariensis
D. madagascariensisヤフオク、JCPSの集会での分譲で入手しました。茎立ちするドロセラです。長く伸びていくドロセラはかっこいいです!球根ドロセラにそういった種類が多いのですが、栽培技術が未熟なため、なかなかうまく育てられません。その点、この種類は、育て方も増やし方も簡単なので嬉しいです。用土はミズゴケを使用しています。表面には生ミズゴケを敷いています。高い空中湿度を好むので、衣装ケースの中に入れて育てています。置き場所は日陰でも大丈夫ですが、朝日だけでも当たると,、よく粘液を出し、ご機嫌です。冬は室内に取り込んでいます。増やし方は、葉挿しが簡単です。円い葉を手でつまみ、根元に向かってそっと下げていくと、葉軸ごと外れます。はがすように丁寧に外すことをおすすめします。それを生ミズゴケの上に置いておくと、しばらくすると芽が出てきます。捕虫葉の粘液の出る部分の真ん中から芽が出ることが多いのですが、葉軸を丁寧に外すと、同時に葉軸の端からも芽が出てくることが少なくありません。つまり、1つの捕虫葉から2つの芽が出てくるというわけです。同じようにやっても葉の部分からしか出ないことがあるので100%というわけではありませんが、多く増えるにこしたことはありません。以前育てていた株は30cmほど伸びたところで地上部が枯れました。通常は、枯れた草体をカットし、根元から再び発芽してくるのを待ちます。今回、面倒でそのままにしておいたところ、枯れたと思った茎から3つも脇芽が出てきました。枯れたように見えて、中はまだ生きていたということでしょう。勝手な予想ですが、自然界では枯れて、地面に倒れたところから再発芽し、生育範囲を広げていくのかもしれません。さて、この3つの芽が出てきた茎をミズゴケの上に寝かせておいたところ、うち1本は真下に根が伸びてきました。そして、自然と親株から外れ、独立して育っています。残りの2本はそのまま親株から生えたままです。同じような環境にあるのに根が伸びたり伸びなかったりするのはなぜなのでしょう。ただ育てるだけならば簡単な種類ですが、うまく育てるためにいろいろと工夫する余地がまだまだありそうです。海外のサイトに挙げられている写真を見ると、根元まで葉が枯れずに残っています。空中湿度や温度の違いによるものか、根の充実具合いによるものなのか、確かめてみたいところです。2月9日追記。現在の葉挿し苗の様子です。上のは捕虫部分から、下のは葉軸の根元から新しい芽が生えてきているのが分かります。全体的に緑色を保ったままのこの感じなら、いずれ反対側からまた芽が出るのではないかと思います。2016年2月21日追記。D. madagascariensisの葉挿しについて、認識を改めなければならないようです。捕虫する部分でもなく、基部でもなく、軸の途中から2芽も出てきました。どこからでもいいのか…。D. madagascariensisの逞しさを感じますね。2019年8月上旬の様子です。立ち上がる系のドロセラは魅力的ですね。もっと寄せ植えしてみたいです。2019年8月中旬の様子です。過去最高記録は30cm。今回はどこまで伸びるでしょうか。2021年5月中旬の様子です。がっちりした草体に仕上がってきた葉挿し苗。思っていたよりも強い日照下で育てていいらしいです。以前は衣装ケース内で育てていました。枯れる心配なく育ちましたが、ひょろい感じがしました。今回はネペンと同じところに置きつつ、いい感じに木漏れ日が当たるように調整しています。うちの栽培環境では湿度の心配はいらないみたいです^_^年中枯れない環境が必要だと思います。伸びすぎて枯れることはあっても、他の要因では枯れないのではと思います。夏の暑さは木漏れ日と通気がよければ乗り切れると思っています。2021年6月上旬の様子です。葉挿ししようかと思いましたが、捕虫葉にはあらかた獲物が捕らえられていて悩みます。虫がカビたりしそうで…。2021年6月中旬の様子です。左が割と日の当たる場所でネペンの鉢の陰。右が家の北側のほぼ日陰の衣装ケース内。茎の太さからして育ちが全然違います。2021年6月下旬の様子です。今の環境でどこまで伸びるか楽しみです(*´∀`*)2021年7月上旬の様子です。それぞれ花茎を伸ばし始めました。今回はちゃんと採種してみようかな。前回はテキトーに親株の元に蒔いちゃったものだから、実生だか根伏せ由来だか分からなくなってしまったのです…。2021年8月上旬の様子です。前回の花芽は色々あって枯れました(T_T)が、今日見たらまた新たな花茎が!今度こそ花を咲かせて種を採ろう。2022年2月中旬の様子です。葉挿しからの発芽の様子です。捕虫部分やら葉軸の根元やら色んなところから生えてくるの好きですねえ(*´∀`*)親株は外で凍ってるけど、多分春になったらまた生えてくるはずです。