現在も刻一刻と原子力発電所で、炉心融解が進んでいる状況である。
非常に危機的であるといわざるを得ない。
一刻も早くアメリカやIAEAの手助けを受けて、安全確保を進めてほしい。
このままでは福島が第二のチェルノブイリになる可能性がある。
米軍は、空母からのヘリによる救助の撤退を決めた。原発事故を見極めているのだ。

東京電力は、全社の人力・財力を傾注して、この問題の早期解決に当たることが企業の社会的責任である。
会長・社長をはじめとする幹部社員の責任問題は、全ての懸念が解消されてから裁かれる問題である。また全国にある原発の見直しは余儀なくされるだろう。

今回の地震の10日前、福島民友新聞の今年3月1日付けの記事によれば、福島第一原発の点検が33もの機器で点検漏れが報告されていた。安全に対する意識に驕りがあったのではないか。
管総理は、社民党との会談で、東京電力の事故報告に遅れがあったとのコメント。今後、どのような経緯で対応が遅れたかについて明らかにされるだろう。
東京電力の社長(清水)は、「想定外」の津波のせいであると会見で述べていたが、あきらかに、上記2点について人災の側面についても否めないだろう。
また人災の側面の一つとして、海水の注入に冷却の決定にも遅れがあったのではないかと指摘されている。
海水注入を行えば、原子炉の再利用はほぼ不可能となる。
経済的損失を考えて、原子炉への海水注入のタイミングが遅れたのではないか。
東京電力は、水素の爆発、あるいは今後においても、原子炉格納容器の破損は無いだろうと予測しているが、何を根拠にそんなことが言えるのだろうか。
「想定外」の温度上昇、急速なメルトダウン、容器の破損は本当に無いのだろうか。

もし東京電力の早期対応の見誤りにより、日本全体や世界全体に波及するような「想定外」の規模の事故につながれば、もはや東京電力は責任を負えないであろう。
東京電力の一企業の経済的損益は後回しにして、安全確保に尽力してほしい。
今回の津波・地震で痛めた心に、さらに追い討ちをかけているのが原発事故である。
東京電力は、国民の厳しいまなざし、置かれている社会的状況を理解して行動せよ。

マスコミも、東京電力のようなインフラ企業は「上得意様」と言う感じで、追求がイマイチ甘い。
たとえば福島民友の3月1日付けの記事については、テレビや新聞では、一切触れていない。
如何にも政府の御用学者、原発推進派の東大教授や准教授ばかり登場させて、「国際線の飛行機の被爆量」や「胃がんの検査」などを例に、たいした被爆量ではないとする、子供のだましの説明を繰り返すのは、本当に国民を愚弄していると言う感じを受ける。
「東大教授」が「たいした被爆量ではない」と言っているんだから、と国民は安心するとでも思っているのだろうか。

「胃がんの検査」の被爆量を、24時間受け続ければ当然、ガンになる確率は増すだろう。
妊婦は、絶対にX線検査を受けてはいけないとされる事実は、どう説明するのだ?

避難所にいる人々は、望まなくても強制的に低濃度でも放射線を浴び続けなければならない。
だから、被爆の不安が極限に達しているのだ。
そこまで安全だというのであれば、東大教授よ、スタジオを出て、チームを組織し、福島の各地の放射線量の調査して、「現場から」リポートせよ。
一方、京大や九大の大学教授が、「非常に深刻な事態」と新聞に率直にコメントしていたのは非常に対照的であった。

平井憲夫氏のHPを見ると、原子力発電所が如何に危ういシステムかがわかった。
要するに、危険な仕事を高度な知識を持たない現地の労働者に「社員」という名目で押し付けて、知識を持つエリートたちは怖がって現場に行かないのだ。
今回の地震においても、東京電力のエリート幹部社員、原子力保安院や原子力検査協会の職員の何人が福島原発の状況の把握に現地に足を運んでいるんだろうか。
知識のあるエリートたちよ、立場や役職を得るために知識を利用するのではなく、危機的状況の解決にこそ、その知識を活用せよ。

ノーブレス・オブリージュ、エリートこそ現場に行き、問題解決に当たれ!

追記、
平井氏の危惧したとおり、福島第1原発は無残にも崩壊した。
耐用年数10年の原子炉を廃炉にする術がないまま、無理やり使用を続けてきた責任は重いだろう。
関東の電力をまかなうために、福島に立てられた原発。
同じ日本人同士といえど、福島の人々に対して、関東の人間はどのような言葉をかければよいのだろうか。


東北・関東地域を大きな地震が襲った。
オーストラリアの地球物理学の研究者によると、クリストチャーチで起こった地震で明らかになったプレートの変動と相関があるらしい。
日本に数多くいる地震学者は、今回の大きな地震を予測することはできなかったのだろうか。
プレートの変動を検出して、今後地震が起こる確率の上昇を感知し、国民に警報を発することはできなかったのだろうか。
なんのために地震を研究しているのだろうか。地震学者の存在意義が問われている。

蓮舫の事業仕訳において、塩や石油の備蓄、災害に備えた堤防に関する予算が削減されている。
地震国家である日本において、今後も1000年に一度の災害が起こる可能性がある。
蓮舫は、100年に一度の災害のために、多くの予算を充てる必要があるだろうか、と事業仕訳で追及した。
このような不測の事態が起きるということに対する危機感のなさ、に腹が立つ。

京都大学で、入学試験の不正行為を行った浪人生の処遇を巡って、様々な議論が引き起こされた。
事件発覚から時間が経ち、急速に目立つようになった流れは、茂木健一郎や一部の新聞に認められる大学の対応に対する批判や、監督義務の不備を指摘するものである。
茂木健一郎に至っては、「クズ大学」とまで、大学の対応を批判している。
その論旨とは、京都大学が被害届を出して浪人生を特定し、偽計業務妨害の名のもとに罪人に仕立て上げたのは、「大学の自治を放棄する行為」であり、「教育者としての配慮が不足している」というものである。

どちらも本当に見当違いであり、茂木自身が「クズ知性派タレント」であることを露呈していると思う。

1点目。
まず、大学が被害届を出した状況について考えなければならない。
試験時間中に試験問題がインターネットに流出するという事態が起きた。
この時点では、犯人は個人なのか、それとも組織的な(大規模な)カンニングなのかは、判明していない。
(現時点でもまだ組織的な犯行である可能性は残っている。インターネット上に短時間に試験問題が掲載されるという事態は外部の協力者なしでは不可能だろうという見方が当初大勢であった。さらに、韓国でも似たような携帯電話を用いた大掛かりなカンニング事件が近年起こっている。)

大学当局としては、被害届をすぐに出さずに、一日様子を見たが、犯人の名乗りではなく、警察に被害届を出した。

これら一連の行為は極めて正当である。
なぜならば「組織的なカンニング」行為ならば、入試そのものが成立しなくなるからだ。
茂木も認めているように、「入試」は「どのような者を入学させるか」という大学の自治の根幹に関わる重要事項である。
入試において「組織的なカンニング」が横行し、「大量の不正合格者」が出る事態になれば、入試の意味をなさず、大学の自治は脅かされることになる。

今回の掲示板をヒントに、少し表現を変えた解答を書く受験生がいたかもしれない。
とにかく、大学の試験期間中に、この掲示板にアクセスした人間がどのような人間なのかを、逐一調べる必要があり、非常に骨の折れる作業が現在行われているはずである。
しかし、その点が明らかにならないことには、今回行われた入学試験の有効性が問われてしまう。

インターネットの接続記録は、警察の力を借りなければ、特定することはできない。
今回の不正行為の全貌を把握するため(組織的な犯行か否かも含めて)、警察に捜査を依頼するのは、大学の自治を守るうえで、必要な行為である。

2点目。
さらに、この問題は、学歴偏重主義の日本において、トップニュースに取り上げられた。
京都大学が問題を大きくしたのではなく、新聞報道やテレビ報道が過熱気味に取り上げただけである。
それにより、犯行を行った受験生は、2日の時点で失踪している。
もともと心療内科への受診を考えていた受験生は、報道による事の重大さに悩み、自殺を行っていたかもしれない。
幸い、携帯のGPS機能により、受験生は仙台駅で警察に保護された。
この一連の流れにおいて、むしろ批判されるべきは、「警察に捜査を依頼した大学」ではなく、ことさら過熱気味にこの問題を報道した側の問題であろう。

現時点で望まれるシナリオは、一刻も早く、今回の不正行為の全体像が明らかになり、山形の浪人生の単独犯行であることが確認されれば、大学側は被害届を取り下げ、それぞれの大学の判断で、この浪人生の処遇を決定する、というものである。あくまで被害者は、それぞれの大学であり、それ以上のものではない。大学は多大な迷惑を蒙っただろうが、前途ある若者なので、単独犯であることが明らかになれば、それ以上の処遇(罰金や懲役)はやり過ぎになるだろう。

この報道に関連して、読売新聞では、元国立大学教授の回想?として、
「国立大学の監督業務は教員(教授、准教授、講師、助教)が行っており、雑用と公言する者もいた」
「監督者の教員の中には、いい加減な監視のものもいた」
「試験監督時間において、別の雑用をこなす教授もいた」
などという無責任極まりない発言を記事にしている。
これは、大学の試験監督に不備があるのではないか、という流れである。

仮にこの浪人生がスーパーで万引きしたとして、そのスーパーの店員の注意不足のせいにされるだろうか?
問題があるのは、犯行におよんだ浪人生であり、試験監督の監視が甘いからといって、不正行為は正当化されるのだろうか。
読売新聞の記者は大丈夫だろうか。

また、この元国立大学教授の実名を晒すべきである。
自分はリタイアし安全な立場に身を置きつつ、クズマスコミの望むような発言をホイホイしてしまうボケた元教授。
現場の教員の努力も考えずに、むしろ窮地に立たせるような匿名の無責任な発言は、断じて許されないだろう。

また、今回の事件と、このボケた元国立大学教授の発言を並べて、今回の事件が、大学の試験監督業務の不備が原因で起こったかのような印象を与える読売新聞の印象操作、世論誘導記事も酷いものである。浪人生は計画的に予備校の模擬試験の段階から掲示板への書き込みを練習していた。試験当日の監督の監視状況のいかんにかかわらず、試験のずっと前から、浪人生はカンニングの決意を抱いて京都にやってきていたのである。

これだからクズタレントに、クズ新聞よばわりされるのだ。