台風一過の空を | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

20日、東京では台風が去った後の空、夕焼けが非常に美しかったそうですね。


その日は、お昼前から長時間に及ぶ勤務で、ちょうど上がった頃とタイミングも最高のロケーションもベストマッチだったのにもかかわらず、ガラス張りの外の景色に気が付きませんでした。


というか、どうしても視界に入るので見てはいたのですが、まぶしいだけで特に発見することもなかったと思い、翌日同僚に尋ねても同じ答えが返ってきてほっとしました。


だって、そんなにまで美しい夕焼けに気がつかないほど疲れていたのだな~と普通に思えるような一日でしたので。


帰宅するなり夕焼けがきれいだったと教えてくれたのは次男でした。みんな足を止めて写真を撮っていたよと。大きくなってもまず夕陽の美しさを教えてくれる子に育って嬉しいと思います。


私は子どもの時から朝焼けや夕焼けを見るのが大好きです。よく、日の入りの時間帯に、ちょうど夕日が道路の先の、ビル群の地平線に落ちていくのが見える、近所の歩道橋にお散歩に出たものです。


あるいは、早朝楽器を持って河川敷に練習をしに行き、水面がキラキラ光っていたのを時折思い出します。(あの頃はどれだけパワーがあったのでしょう!笑)これだけはピアノという楽器は真似できませんね!水面と一緒にフルートもキラキラ光っていました。


他は、吹奏楽部時代、だいたい合奏を始める時間になると日が沈み始め、校舎の窓越しに光が入り、金管が一斉に煌びやかに輝くのが素敵でした。こういう時、打楽器は後ろや横から密かに楽しめてお得ですね。


みんな懐かしい思い出です。