胸に抱く優しさ | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

春を感じることができる瞬間が、日ごとに増していきます。


色とりどりのカランコエは、短日植物といって、照明を含む日照時間が12時間以下でないと咲かないという、春の足音とは真逆のようなへそ曲がりな植物ですが、その愛らしい姿はいかにも春らしい雰囲気をみせてくれます。



ピアニスト松浦健さんとコンサートホールと ~松浦健さん応援しています~


                (↑カランコエ)


普通、このカランコエの個性とは違い、光をいっぱい受けて美しく咲かせる花が多いですね。


今日、私が出会った言葉もそんな風に、光を注ぎ、輝く言葉で、はっとしました目


「前向きで、優しい想いだけを胸に抱き、祝福が驚異的に増えていく様子を眺めましょう。」


というもの。全部でもっと長い文章ですが、敢えてここだけ切り取りました。


プラス思考をモットーにして生きている私ではありますが、それでも、嫌な想いを反芻してしまうことも起こってしまいます。


この言葉の前半の柔らかさにハッとしました。プラス思考をしているつもりで空回りしかけていた状況に、歯止めがかけられた気がしました。


前向きで、優しい想い「だけ」を頭で小難しく考えるより、ふんわりと胸に抱いているという出来そうでなかなか出来ないイメージ、ニュアンスを、新たに抱え直しました。


そして後半に言葉が続き、そうすることで祝福が「驚異的に!!11増えていく」んですものキラキラそして、それを余裕を持って眺めようというのですから、何気に心強い素敵なフレーズです。


一見ありふれたような言葉ではありますが、もしかしたら中には必要な言葉としてシェアしてくださる方があるかもしれないと、ちょっとご紹介してみました。


感動にも種類がありますが、多くの胸を打つ音楽の悦びが、この言葉の魔力と同質であるような気がします。