バレンタインに | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。




今日はバレンタインバレンタインでしたね。様々なシーンでそれぞれのバレンタインがあることでしょうけれど、素敵な1日になった方は、今まだ幸せ気分の余韻に浸っていらっしゃることでしょう。キラキラ

私が1番気になったのはお年頃の息子たちの「収穫」でした。うふふ

それはさておき、このシーズンになると、巷でバレンタインにふさわしいラブソング♪♪☆などが話題になりますね。クラシックにおいても、ネット上の投票などで、同じようにみかけました。だいたい想像がつくように、真央ちゃんが滑ったばかりの「愛の夢第3番」などがあがっていました。

私も、個人的にどんな曲がいいかなぁ~?なんて漠然と考えていました。それっぽいものならたくさんありますが、今年、気分でなんとなく選んでみたのが、上記の曲です。

F.リスト 作曲
巡礼の年報第1年「スイス」より 第9番ジュネーヴの鐘


これは、1835年12月にリストとマリー・ダグー伯爵夫人の長女、ブランディーヌが生まれた時に、ブランディーヌに捧げられた曲ですsei。リストはブランディーヌを大変に可愛がっており、ここにも愛が溢れているようですひらめき☆

この曲の初期稿には「私は自らのなかに生きるのではなく、私を包み込んでくれるものの一部になる」というバイロンの言葉が書かれていますしあわせ

ユーチューブの演奏は、ロシアのピアニスト、ラザール・ベルマン(1930-2005)によるものですが、私は松浦健さんの演奏を聴いたことがあります。その演奏で、巡礼の年報第1年「スイス」と言う まとまったもののなかの1曲が、私のなかではクローズアップされて、何度聴いても飽きないお気に入りの曲になりました。

「息子たちよチョコをたくさんもらえる素敵な男の子になぁ~れ」と願うのとはちょっと違いますが(笑)、こんな無償の愛情が、囁くような鐘の音から始まり、祝福する鐘の音が鳴り響く教会、ノクターンなのです。幸せをかみしめる夜に・・・みなさまへ月


P.S
幸せでなかった方にも、幸せな気持ちになれそうな温かい曲です。ニヒヒWハート