暑いぞ熊谷花火大会 | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

毎日のお天気予報ですっかりお馴染みの地名となった、暑くて有名な「熊谷市」(くまがや・埼玉県)。


「行きたくないよ~」

「嫌だよ~」


と息子共々思ったものの、先週末、「拉致」されてしまいました。結構有名な花火大会があるからと…。暑いから嫌なわけではなく、すっかり3人暮らしのそれぞれのペースが保たれている所へ、お父さんの単身先に拘束されるのが嫌な年頃です。みんな、内心渋々「お付き合い」してあげます。(笑)


その花火大会は、一回打ち上げるごとに、スポンサーのお名前とコメントが放送され、初めは個人の「○○さんへ、△△おめでとう!」といったような内容から入り、次に企業のPRへと変わり、その金額に応じてだんだん派手になっていくというものでした。


じゃんじゃん打ち上げてくれないとこの微妙な間が興ざめな感じがします。


それでもまぁ、噂の40℃近い気温にも及ばず、少なくとも花火の間はあまり暑いとも感じないくらいでした。ブログのタイトルは、正式な花火大会の名称で「只今より、暑いぞ熊谷花火大会を開催致します。」というような感じのアナウンスから始まりました。




ピアニスト松浦健さんとコンサートホールと                        ~ピアニスト・松浦健さん応援しています~



ピアニスト松浦健さんとコンサートホールと                        ~ピアニスト・松浦健さん応援しています~





ピアニスト松浦健さんとコンサートホールと                        ~ピアニスト・松浦健さん応援しています~




と、まぁ 順調に進行していったのですが、なんだか様子がおかしいのです。すると、




ピアニスト松浦健さんとコンサートホールと                        ~ピアニスト・松浦健さん応援しています~


えっ、まさかの火事です!打ち上げ現場の辺りから…。なのに、即刻中止になるわけでもなく、「只今消火活動をしております。」のアナウンスが時々流れます。帰り始めるお客さんもいますが、うちはすぐ近場なので、電車の時間も気にする必要がなく、とりあえず行く末を見守ります。



面白かったのが、ずっと何の説明もなく炎だけが見え、観衆は火事だと悟ったのですが、ようやくアナウンスが入った!とおもいきや、「迷子のお知らせ」だったときは、会場中どっと笑いが沸き起こり、その後もずっとそんな感じでとんちんかんな様子でした。



1時間以上も待って、「鎮火致しましたが、続行するかどうか只今検討中」というアナウンスが何度も流れ、えっ、今検討中なの?とちょっとびっくり。



いよいよ鎮火・安全性の確認が取れて「再開」が決まり、何事もなかったかのように続きの花火が打ち上げられましたが、相当押してしまったために、スポンサーの名前を読み上げるのがやっとです。



この時から、アナウンスの現場でどこかのマイクを切り忘れてしまったようで、打ち上げ現場のスタッフの声が会場に流れてしまいます。



「(スポンサーが)かなりお怒りでございます。」なんて。またしても会場は爆笑。お客さん側も妙な所を楽しんでいる空気が・・・。



そりゃぁそうでしょう…と思います。気合の入った地元企業が提供の大仕掛けの花火へとラストらしくショーが華やかになっていきました。




ピアニスト松浦健さんとコンサートホールと                        ~ピアニスト・松浦健さん応援しています~





ピアニスト松浦健さんとコンサートホールと                        ~ピアニスト・松浦健さん応援しています~


「スタンバイできています」等々、そして最後の1発が打ち上げられた後、すかさず「お疲れさまでした!」

最後の最後まで現場のマイクはオンのまま気付かなかったとみえて、みんなで笑って無事に花火大会は終了しました。



後でニュースなどでみると、怪我人などは一人もでなかったようです。そうじゃないと続行はしなかったとは思いますが。スポンサーの顔を立てることや、安全性の問題や、様々なことでスタッフも大変だったことでしょう。本当にお疲れ様でした!そして、スタッフはどうあるべきかという反面教師とさせていただけました。