最近のチケットは、少し前から過渡期であったチケット発行システムのIT化がほぼ完了に近いようで、同じ演奏会一つとっても、多種多様なものが発行されています。
各種コンビニやチケットを扱う会社、また、主催やホールのオリジナルなどです。
機械化によって、チケットは公演名や席番など、全てが印刷されているものが普通です。(ご招待のみ まだまだゴム印が多いですが、それは除きます。)
ところが稀に、全て手書きのチケットを手にする機会があるかもしれません。それは、何らかの理由で臨時で発行されたものです。
たとえば、当日券も完売で、急遽補助席を出すことにした場合や、紛失の連絡を頂いていて、発行元の確認と判断により、再発行される場合(原則として再発行はしないものです。)、あるいは会員さんが別の公演に振り替えた場合などです。
他に、ダブルブッキングや、やむを得ない事情でお席を変える場合などもあります。
しかし、これらの発行は、コンサートホールのスタッフに伝達されていることが多いですし、そうでなくともチケットの用紙や印鑑などを見れば、正式なのもとわかりますので、まさかの悪用はまかり通りません。
コンサートを開催される立場の方は、座席指定の場合は白紙のチケットを受付にわずかに用意していると便利かもしれません。半券は座席の確認や再入場などにあった方が、お客様がいちいちスタッフに事情を話さなくてよいので便利です。
内容は、本来のチケットと同じく公演名と座席番号を普通にボールペンなどでよいので記入し、割印を押しましょう。ということは、受付に印鑑もお忘れなく。
ただ、ぞの場合はこのようなものが発券される場合もあると、実際に用紙を見せて目で確認してもらい、スタッフに周知徹底しておきましょう。